銀輪日報

本と自転車旅とB級グルメ

東欧のパリ、ブダペストをシェアサイクルbubiで自転車散歩 (160605)

2016.06.05 23.5km

 

南蛮人曰くリトル・パリ、そんな美しい街ブダペスト中心をネットワークする貸し自転車bubiを利用した

 

端末にクレジットカードを差し込み電話番号、電子メールを入力する。不思議なことに長時間使えば使うほど割高になっていくシステム、例えば最初の30分は無料だが10時間借りたとするとコミコミ約12,000円だ。結構な額で悩んだが、チャリダーの矜持として乗っておかないといかん。ブダペスト市内をチャリでツーリングしたことあるぜと言えるのと言えないのでは、この後の人生の豊かさが大きく変わるだろう。など自分に言い訳しながら結局借りることにした

 

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まずは定番の英雄広場へ向かう。旧共産主義国らしく落ち着いた地味な街並みを抜ける。なんでもかんでもデカイことに価値があるようでドアの高さが3mくらいある。娘さんも結構デカイ170cmを超えるモデルみたいな別嬪さんがわんさか普通に生息している。みんなおっぱいも大きく胸元の開いたTシャツに胸の谷間が堂々としている。目のやり場に困るぜ。ただムチムチセクシーダイナマイツ系の人達で、ちょっと油断するとあっという間に残念になる。オバチャンは大抵ポッチャリさん。若いときは妖精、年を取ったら妖怪。という言葉をふと思い出した

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その後、ドナウ川の中洲であるマジョルカ島を抜け川のそばのサイクリングロードを王宮の丘を目指した。頂上からの眺めは壮観。さすがドナウ川の真珠と言われるだけあるぜ。その後くさり橋を通り、国会議事堂前で記念撮影して、自由広場の前の喫茶店でビールとバーガーを注文した。雨がぱらつき始めたのでブダペスト西駅にあるバイクステーションにチャリを返却した

 

宿に戻り旧共産国家らしいただっ広いがしかし簡素な内装の部屋のソファーで一息ついた。クラシック専門チャンネルにラジオの周波数を合わせ、今日一日を振り返った

 

ド高い貸し自転車代に見合う素晴らしい自転車観光だった。観光客映えする旧共産国家らしい地味な街並みに歴史ある王宮、カトリック教会、旧式の路面電車なんか絵になりまくりだぜ。そういうのも良いが、本当に訪れた価値のあった場所は公園だ

 

のんびりとベンチに座ってリュックにいれてきたリンゴをかじりながらボーッと眺めた。ばかでかいシャボン玉を追いかけたり、おとーさんとおかーさんと一緒に4人乗りの4輪自転車にワイワイ楽しそうに乗せてもらったり、手作りの木製遊具で友だちと一生懸命遊んでいるチビッコ。木陰にシートを敷いてお弁当を食べている恋人とか、ボロいギターをかき鳴らしたり。キメた格好で一生懸命ジョギングしたり、ベンチで本を読んでいたりする人びとを見てなんか優しい気持ちになった

 

一人当たりの国民所得は西ヨーロッパの半分以下。決して豊かな人達とは言えないだろう、でもなんだかうらやましくもなった。人生の価値ってなんだろう。さばききれないほどの多くのモノや情報にあふれ時間や仕事に追われる暮らしは果たして豊かなのだろうか。まあ多分悩んでも正解はないだろう。でもすっかり押し入れの肥やしになっている安物のギターとバイオリンを引っ張り出してまた少し始めてみるのも悪くないなと考えた

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矢作川を遡上し明智・岩村の山城攻略へ出陣!

2020.06.07 102.5km

 

半月前に訪れた恵那駅の観光案内所で配布していた恵那市明智町山城攻略マップはなかなか出来が良い。こういうのも面白いよという提案につられ今度行ってみたいなぁ思える魅力を発信している

 

サイクリングの目的地として山城はなかなか相性がいい。その理由をまとめてみると①たいてい眺望が良い場所が多い②所要時間が1~2時間お手軽プチハイキングで攻略可能③その土地の歴史的教養を積める、という感じだ

 

そして毎週のように自転車に乗っているとその「今度」を活かす機会がすぐに来る。もう梅雨入りかと思っていた週末だが夏日の晴天予想だ。思わぬボーナスステージに折角だから気になっているうちに出かけることにした

 

明智光秀オフィシャルサイトの山城攻略マップ

 

ここに掲載されている小冊子もなかなかいい

www.kankou-ena.jp

 

チョー頑張って4時半過ぎに出発!モリコロパーク横の県道215号、田籾名古屋線の快走路をカッ飛ばす。早起きした甲斐があってまだ交通量は少なくゴキゲンだぜ。猿投グリーンロード経由のほうがはやくて近いがなんだかバイパスという移動作業感があってあまり気が進まない。ただし自転車専用レーンがあるので渋滞にハマることはない。混む時間帯の前、早朝であれば田籾名古屋線のほうが気持ちの良いサイクリングが楽しめるのだ

 

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長久手豊田市境の名もなき峠、サイクリングにはピッタリの快走路だ!

 

猿投の街を抜け矢作川(やはぎがわ)を左岸沿いに遡上するルートをとった。あまり深く考えずにルートを引いてみたのだが、アタリ!

 

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越戸ダム1926年~

愛知県道355号線は、メインの県道11号線の対岸を走る。若干路面が悪いところがあるが、交通量はほとんどなくかつ日陰で涼しくサイクリングを楽しめる好ルート!あまり深く考えずセオリー通りに水辺を左側になるようにルートを引いただけなのだがこれがアタリでゴキゲンだ。これ間違って11号を通るルートにしたら随分印象が異なるんだろうな。ロードバイクに何人か抜かされたけれど、僕はのんびりと矢作川の清流を眺めながら淡々と自転車を漕いだ

 

途中思わぬところで廃線を発見!たどってみると日本国有形登録文化財三河広瀬駅に到着。全くノーマークだったがこういう思わぬ邂逅にサイクリングの楽しさだ

 

まだ6時過ぎなので僕以外は誰もいない俺様専用駅で思う存分見学、写真撮影を堪能した

 

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その後は上り基調の矢作川沿いを遡上する。鳥の鳴き声と清流の流れと、そしてコォォォォとタイヤがアスファルトを転がる音が聞こえてくるくらいの静かな朝だ。なんだかお腹が空いてきてファミリーマート小渡店で朝食を購入した。サイクルラックが設置されており後でぐぐってみると矢作ダムが人気のサイクリングスポットなんだ。今度行こう!陽が高くなってきたので面倒くさいけどここで日焼け止めを顔、首、腕、脚と露出部分に塗りたくった。後から振り返ると効果あった

 

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矢作川にお別れをし愛知・岐阜県道豊田明智線を明智川沿いに登っていく。なかなか美しく豊かで涼し気な流れで休憩したかったが水辺まで降りられる場所は見つからなかった

 

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標高430~450mくらいの思ったより高原な明智の町についた。まずは土岐明智城へ。こじんまりとした山頂からは街の中心部とトイメンの白鷹城の山が見えるなかなかいい眺め。1528年3月30日に生を受けたという明智光秀公の産湯の井戸を見学

 

せっかく大河ドラマの主人公の座を勝ち取りかきいれ時なのに僕以外には誰もおらず真新しい幟が若干虚しくはためいていて気の毒だなぁ。観光客に期待してであろうオフィシャルサイトまで準備して二次元コードでアクセスできるようになっているほど気合が入っているのになぁ

 

akechi-mitsuhide.jp

 

 

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その後街へ下り、大正時代をテーマにした古びた町並みを散策、なかなか素敵な感じなんだが、早すぎてまだ営業開始時間前のようだ。しかたないので明智城へ行くことにした

 

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明智町役場

 

明智城へ向かう道すがら、1688年に普請された旧三宅家へ寄った。ガイドのおじさんが説明してくれる。家老の息子が宮仕えなんかやってられねえと脱サムライし隠居したのがこの家、当時の価値にして35億円!まじかよ!そりゃ、宮仕えなんかやってられねえよな。ドジ踏めば切腹だし、その金ありゃ一生遊んで暮らせるもんな。うらやましいぜ

 

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この茅葺の屋根片面たったの1500万円也

 

マウンテンバイク向けのシングルトレイルを歩いて、明智光秀公学問所天神神社を参拝。案内板の英語を読むとアケチ・ミツヒデ・アカデミー。なんか横文字にするだけでカッコいいな

 

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MTBで駆け抜けたいぜ!

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Akechi Mitsuhide Academy

 

石垣がなく天然の要害のという景観のためか本丸跡はなんとなく山賊の砦という感じがした。織田と武田の抗争の最前線のためか質実剛健な実戦の場所なんだなぁ

 

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そして若干登り基調で岩村へ向かった。登山口から1km。約20分で標高717メートルの本丸へ。なかなかいい眺めだ。ちなみに岩村城は日本三大山城の一つだと。そんなのあるんだ。登りながら僕の故郷の八王子城も絶対その一つだろうし、大月の岩殿山城もひょっとして?本日思いがけず日本三大山城制覇か?とドキドキしながらググってみたらかすりもしてねえ

 

その答えは美濃岩村城、大和高取城備中松山城だと。岩村城も悪くはないが八王子城岩殿山城の方がもっと山城っぽいし、本丸からの眺めはより優れているぞ、営業努力が足りんなぁとがっかり

 

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城下町から岩村城を見上げる

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本丸付近の石垣、おおお城だ!

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本丸から城下町を見おろす

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恵那山を望む

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案内板には1582年3月31日織田信長公は、筆頭家臣の明智光秀公とともに入城、同日武田勝頼公は嫡男ともども敗死、80日あまり後、織田信長公は、明智光秀公の謀反により自刃と説明があった

 

今風に言うとリア充(すなわち公と呼ばれる人)たちの権力闘争と行ったところか?明智光秀公は地方の町工場の跡取り息子として生まれ、若いうちに工場が倒産。そうこうしているうちに今をときめくベンチャー企業に職を得て、事業本部長に出世し、クーデターを成功させ社長の座を奪うが取締役会の信任を得られず失脚という感じなんだろう

 

僕がそのころ生きているとすれば、小作農として糊口をしのぎ一生懸命育てた作物を織田信長公とか、明智光秀公とか、武田勝頼公とかおエライサンの使いっパシリの下級管理職の代官様に頭があがらず涙を流しながら年貢を納める役どころだ

 

だから戦国歴史モノはリア充たちのおとぎ話として僕にはなかなか興味がわかないのだということに気がついた

 

山を降りウロウロしていると、小泉総理大臣の揮毫した佐藤一斎翁像が目に入った。なんだろうと見てみると幕末の志士に大きな影響を与えた地元出身の儒学者だとのこと。地元のおじさんがいろいろ話しをしてくれた。正直知らなかった。こういうの旅してみないと気づかない新たな発見だ

 

iwamura.jp

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農村をフラフラしていると明知鉄道が電化されていないことに気づいた。多分絵になるぞと田んぼの畦道でのんびりと電車を30分近く待ちニワカ撮り鉄実施。納得の急行大正ロマン号1両編成をカメラに収めた

 

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岩村ラウンドアバウト

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その後は国道363号をガーッと恵那市街までくだる。途中農村景観日本一展望所に寄ってみた。たしかにいい眺めだがこれって言ったもん勝ちじゃない?と思った。それでもその絶妙なセールストークに釣られたか、訪問者は絶えなかった

 

13:31恵那駅発で帰宅。100km強の自転車旅を振り返りながら涼しい電車でリフレッシュ。下界は夏空で暑い!そして大河ドラマを頑張ってみるも、いつものとおり寝落ちしてしまった

林道を行く(梅ノ木峠ヒルクライム~通矢尾根ダート)

2013.06.23 83.8km +1225m

 

久々のダートコース。梅ノ木峠650mへのターマックヒルクライム、日の出山920m、金毘羅尾根ダウンヒルのBike&Hikeゴールデンコンボに狙いを定めた。自宅から多摩サイ経由でサクッと流して武蔵五日市駅まで休憩込み込み一時間半30km。輪行との比較で時間的損益分岐点ピッタシだ。ま、電車賃も浮くしウォームアップがてら走っていくのは悪くない。秋川街道を左に折れ林道大入線をめざす、未貫通林道のため往来はほとんどないチャリダーにとってサイコーの峠道だ

 

激坂の途中に生涯青春の湯つるつる温泉を見つけた。なんつうジジ臭いキャッチコピーなんだ。なんだかんだいって僕もジジーになったら「生涯青春だぜ」とか往生際わるくのたまわっているのだろうか。空恐ろしい感じだがまぁ多分僕はその前にくたばってしまっているから心配ないだろうとゼイゼイ言いながらヒルクライム中ふと寂しい気持ちになった

 

サクッと梅ノ木峠650mへ到着、稜線を見上げると日の出山はガスの中。眺望が売りの山頂なのにガスじゃつまんないあっさり登頂アタック放棄しプランB通矢尾根ルートへ。閉鎖林道のためなかなかのガレ具合でバイクコントロールが大変。すべてのダウンヒル系スポーツに共通するラインどりにも気を使い、ターマックの3割増しの疲労度だ。雨上がりのダート林道をぶっ飛ばして泥だらけ。面白れぇ。約10kmのダートセクションを堪能し余勢を駆ってそのまま帰投した

 

0930-1600 気温21度低め

 

おにぎり3個、熱中飴3個、塩タブレット1個、キットカット3枚、水50ozでビンゴヒューエル


ダート装備として軍手、泥落とし用雑巾、水道のある公園のウェイポイントの準備要

 

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アテネ最高峰リカヴィトスの丘からアクロポリスとエーゲ海を一望する (180911)

2018.09.11 33.1km

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マウンテンバイカーよろしく肩に自転車を担ぎ上げ、標高277mのリカヴィトスの丘からアクロポリスを見下ろした。ピーカンの空の下遠くエーゲ海まで見渡せる街一番の展望ポイントだ。古いアテネの街並みは坂道や一方通行が多く、また狭い車道ではっきり言ってサイクリングには向いていない。それでも通りを流してみるとジモティ気分で街を身近に感じるものだ。ここでも使える欧州共通商品券10ユーロでレンタルしたギリシア国産のオリエント・アヴェニュー号はメーカー希望小売価格302ユーロの安物クロスバイクだ。しかしキチッと整備されギヤシフトがサクサク決まる。いまさら感あるVブレーキも安定的な制動力を発揮する。必要にして充分「足るを知る」というシンプルな幸せを再発見した

 

アテネの貸し自転車、自転車ツアーのお店

www.athensbybike.gr

 

ギリシャの自転車メーカー、オリエント・バイクス社、1945年創業。従業員48名で年間66,000台の自転車を製造するギリシャ切っての老舗メーカーだ

https://www.orient-bikes.gr/home/

 

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日光戦場ヶ原

2016.08.11 57.7km +1040m

 

国道120号線をいろは坂中禅寺湖畔、戦場ヶ原と淡々とのぼりつめた。獲得標高は1000m、ざっと高層ビル250階分だ。憧れの高級避暑地らしく涼風が心地よく景色はサイコーだ

 

しかしいかんせん、ロマンチック街道という観光道路なので車はブンブンかっ飛び排ガスで若干のどが痛いわ、おっかないわサイクリングコースとしてはあまり人気ないわけだ。紅葉の季節はそら恐ろしいことになっているだろう

 

メインイベントの赤沼茶屋から戦場ヶ原自然研究路を散策した。木道が整備されええ感じだ。男体山がようやく顔を出したので写真に収めておいた。30分ほどプラプラして帰路についた。下りなので楽ちんだがディスクブレーキ焼け過ぎた

 

素晴らしい景勝地なのだがメジャー過ぎる観光地というか人車多くてちょっと落ち着かない。人里離れた峠をうつむきながら黙々と攻略するのが僕に合っているなと自らを見つめなおした。まぁでも行ったことあるぜマップに新しい線を引けた、これが今日の成果だ。宇都宮で途中下車して餃子専門店で、餃子のダブルと、生ビールでシメた

 

日光のベストシーズンは秋だ。夏山は難しい。天気予報をしっかりみて下界は晴れていても積乱雲が発達しお昼前から雲が広がることが多いからね

 

多摩からだと日光が日帰り輪行の北限だと思う。片道乗車時間3時間半、2,000円強。青春18きっぷで行ってみた

 

www.nikko-kankou.org

www.tochigiji.or.jp

4travel.jp

www.tochigiji.or.jp

 

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男体山は雲の中

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戦場ヶ原の散策路

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龍雲滝。結構涼しく感動した

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夏の湘南!鶴川街道~境川ゆっくりロードで江ノ島まで猛ダッシュ

2017.07.22 64.19km

 

夜明け前の鶴川街道を猛ダッシュ、余勢を駆って藤沢大和自転車道をブッ飛ばし二時間強で6時前に片瀬東浜着。このまま帰るには物足りなさすぎるのでキャノンデール乗りとカープ女子の聖地茅ヶ崎サザンビーチまで足を伸ばした。爽快な海岸沿いの自転車道をちんたら流し7時過ぎの小田急で余裕かまして家路についた

 

夏の定番コースだ。毎年一回はこなす定例行事。早起きして夜明け前に家を飛び出すと真夏でも涼しいライドを楽しめる

 

鶴川街道を南下、横浜線のガードを潜り境川ゆっくりロードへ合流する。そのまま海までガーッと南下すれば憧れの真夏の湘南ビーチだ!サクッと50km弱。このまま帰るには若干物足りない時は134号で茅ヶ崎サザンCまでダッシュして記念撮影し勢いに任せて湘南台ヒルクライムを嗜む。そして砂で半分埋まった湘南海岸サイクリングロードを海を眺めながら小田急江ノ島駅まで戻って輪行で帰宅これがベストコース

 

西湘バイパス沿いに小田原駅まで行き、そこから輪行というバリエーションも組めるが景色が単調で厚くなってくると若干ダレる

 

暑さ、紫外線、熱中症対策のため朝の涼しいうちに攻略し気持ちよい朝を充実させ余裕の週末をすごす比較的時間との勝負感あるルートだ

 

夏季特別装備
・氷をたっぷり詰めた50ozハイドレーションパック(海まで持った)
・冷凍ペットボトル2本(6時間以上持ちそうだ)

 

これよくまとまっているなぁ。さすがプロ

www.cycling-ex.com

asobii.net

 

 

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烏帽子岩をCの中心に持ってくるのが正しい作法

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湘南台から江ノ島を望む

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猿投山バイク&ハイク決定版!

2020.05.30 69.3km +1052m

 

朝5時出発!→香流川CR→県道215号→58号→籠川沿いのライトグラベル→愛知県指定遺跡池田一号墳(1400年前のお墓、一見の価値あり!)→建速神社→神郷下遺跡(単なる広場)→猿投神社(営業開始西暦192年の老舗)→トロミル水車→淡々としたヒルクライム→猿投山観光展望台(ゼッケー!)→東の宮入り口(チャリをデポしてハイキング開始)→東の宮→猿投山山頂(結構混んでるなぁ)→もどる→大岩展望台(これもいいね!)→チャリ回収→西の宮(宮内庁管理の御墓所行くの忘れた)→血洗いの滝(冷たくて気持ちいいぜ!)→天然記念物球状花崗岩(よくわからん!スマホ圏外でググれない!)→広沢神社(927年には存在が確認される)→猿投グリーンロードをマッハ4で巡航運転→香流川CR→お昼過ぎ帰宅→カレー大盛りとビール飲んで寝る→幸せ!

 

 

5月最後の週末、天気予報は晴れ。おそらく梅雨入り前の貴重な青空となるだろう。当地に引っ越して3ヶ月、いつもその美しい山容が気になる猿投山(さなげやま)へ登っておこう

 

暑い日になりそうだ。午前中には帰投できるよう朝5時に出発した

 

まずは香流川(かなれがわ)沿いを長久手モリコロパーク方面へ。郊外に向かうにつれ素晴らしい里山風景に出会えるサイクリングロードが走る。といっても歩行者も多く、ダート区間もあり川沿いを自転車散歩できるような散策路となっている。市街地を抜けると一転してのどかな里山風景が広がる

 

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からっと乾いた初夏の空気にひばりが空高くさえずりのどかな気持ちのいい朝。頑張って早起きした甲斐があった

 

IKEAの交差点を越え国道並みに広々とした県道215号を豊田方面へ向かう。途中名古屋商科大学の裏門?を発見。その異様なピラミッド型のゲートで思わず記念写真を撮った

 

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その異様なデザインにフリーメイソンとかそっち系?と気になって帰宅後ググってみたら万博記念ゲートとのこと。万博ってお目にかかったことないが結構なイベントなんだなぁ

 

車通りはまだ少ない軽快な峠道を抜け県道58号で左折し豊田市街へ。見落として通り過ぎそうになったが一時間強でようやくお目当ての籠川に到着。のどかな田園風景。豊田市は工業も農業も文武両道な豊かな街であることを感じる

 

もし猿投山を計画するときは、豊田市地域振興部謹製のオフィシャルガイドブックを参照してほしい。地域の魅力を満載した31ページのレポートだ。自動車だとあっけなさすぎるし、徒歩だと時間がかかりすぎる。フットワークが軽い自転車旅にはピッタリだ

 

猿投山・籠川ガイドブック

 

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籠川と猿投山


ガタガタと心地よい砂利道の振動を楽しみながら籠川沿いを北上。開放感あふれる絶景。夏草の匂いが心地よい。4~5キロほど川沿いをたどると加納町だ。ちょっと寄り道して池田一号墳を見学してみる。見晴らしのいい小高い丘に円墳、そして石室が現存している

 

この古墳は、1400年ほど前というと、7世紀前後か?に作られた地方の豪族のお墓だと。直径は19m、高さ3.5mの円墳でその中には全長7m、高さ2.4mの石室がある。三河地方では最大級だとの説明板があった

 

大昔から権力者っているもんだなと改めて思う。支配するものとされるものこれが人類の歴史だ

 

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その後はガイドブックに載っていた加納町の建速神社と神郷下遺跡に寄ってみたがふーんレベルであまり興味を引くものではなかった

 

あまり期待しないで訪れた猿投神社は創建西暦192年の老舗だ!ほぼ神話の世界。すごい歴史だなぁ。故郷の大國魂神社は西暦111年の創建だから、僕的最古の神社記録は更新されなかったが記憶に残る神社となりそうだ

 

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猿投神社からはヒルクライム区間、神社周辺には登山客向けの駐車場があり朝の7時に満車だ。人気のヤマなんだな

 

1.5車線の細い少し路面荒れた道でブラインドコーナーが続く、斜度は一定で登りやすい。車も登ってこれるし、砂や折れた枝が吹き溜まっている場所もあり特に下りは危ない。そのためかローディは数台しかいなかった

 

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上り区間の終わりで、観光展望台に登ってみた225段の階段を登ると小さな展望台が設置されている。豊田市街を望むなかなかの眺望、澄んだ日には三河湾や伊勢湾まで見渡せるようだ。おそらく夜景も美しいだろう

 

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ヒルクライム区間を登り切ると東の宮入り口に到着する。自転車をデポして、猿投山までハイキングだ。コースタイム情報がなかったが、GPSの実測では、休憩含めて往復で80分、距離3.7km、獲得標高156mと大したことはない。その分、お年寄りやちびっ子も多くちょっと混んだ印象がある。トレイルランナーが多く結構混沌とした山域だ。僕は紳士的に登りであろうが下りであろうが道を譲った。楽しみで来ているのに慌てる必要はない

 

標高629mの猿投山山頂からは北方面に眺望がひらけ、御岳山、白山、伊吹山という僕のようなおノボリでも知っている名山に加え、七倉山(2557mなかなかやるぞ)、能郷白山(のうごうはくさん、岐阜・福井県境、憧れの酷道温見峠のある山域だ)が望めるとのことだが、今日は霞ががったそらでそのいずれもが見えなかった。まあでも、また来る理由が見つかってよかった

 

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山を降り、大岩展望台に寄った。大岩展望台も味わいがありまた良しという感じだが、観光展望台の方が眺望は良い

 

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チャリを回収し下り区間へ。西の宮へお参りし、血洗いの滝で休憩。ひんやり冷たい水が気持ちよい。いい場所だ。そのまま広沢川沿いを下っていく

 

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天然記念物・球状花崗岩へ寄ってみるが、説明が全くせつめいがまったくなくてな何が何だか分からない!スマホが圏外でグーグル先生にも助けを得られない。なんだかなぁと少し後ろ髪をひかれながら諦めた

 

最後に広沢天神にお参りした。その後は猿投グリーンロード長久手方面に帰投した。12時過ぎに自宅着

 

ネットでは「愛知県の高尾山」と呼ばれているようだが、はっきり申し上げて僕にとっては高尾山よりステキだ。高尾山は当てにならないミシュランガイドの三つ星をゲットしているが、それを遥かに凌ぐ素晴らしい猿投山のハイク&バイク体験に僕は俺様専用ミシュランガイド密かに星を七ツ刻んでおいた

 

旅のアルバム

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籠川から猿投山の全景を望む

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建速神社

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トロミル水車

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東の宮入り口

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西の宮

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広沢天神

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猿投グリーンロード

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www.city.toyota.aichi.jp


豊田市商業観光課謹製猿投山登山案内図