銀輪行路

多摩→名古屋。収録コースは記事一覧にまとめました

知多広域農道をゆく(201123)

夜明け前の東山通りを猛ダッシュ金山駅からリンコー!メーテツで行けるアメリカ、知多フォルニアを目指す。河和口駅を7:30出発。トヨタカレンダーは今日は稼働日、国道247号を通勤自動車がブンブン飛ばす。うーむ。日本の輸出を支えるトヨタ自動車様の力を思い知った。来世はぜひその一員となり日本経済を底辺から支えよう

f:id:trail7:20201124103300j:plain

それでも河和の街を過ぎると車が少なくなりまったり流す。せっかく知多フォルニアに来たのだからラジオはサンフランシスコの老舗ケーオーアイティーにチューンイン!ダイド姐さんのウマヘタ大ヒット曲サンキューがダルい感じで流れてくる。なんてぴったりな選曲なんだ?今日はいい日になりそうだ

f:id:trail7:20201124105303j:plain

247をゆるーく流す

f:id:trail7:20201124105555j:plain

湾を挟んで三河の山々、今度行かないとな

f:id:trail7:20201124105837j:plain

のんびりでも小一時間で師崎(もろさき)へ到着。朝市の幟が見えたのでよってみたがハズレ、干物とか水産加工品買っても持て余すし早すぎて食事はないし。5分で見学は終わった。こういう場所は昼時に来ないとな。埠頭を流してみると水揚げ港らしい雰囲気がなかなかステキ

f:id:trail7:20201124110516j:plain

こじんまりした朝市、5分もあれば十分

そして定番の羽豆岬でマターリ。ポカポカ陽気のもと穏やかな三河湾を眺めていると干物をつまみにビールでも飲みゴロゴロしたくなる。やる気が無くなる。重い腰を上げとりあえず羽豆神社へお参り、その足で展望台に登りその絶景にボーッとした

f:id:trail7:20201124110929j:plain

f:id:trail7:20201124111304j:plain

師崎漁港、こじんまりした良い場所だ

f:id:trail7:20201124111724j:plain

海へ続く表参道

f:id:trail7:20201124111400j:plain

海岸線を走る247を北上するのだ

伊勢湾側は強風の向かい風。運動強度が上がってまあいいや。コンビニに寄って海を見ながらクリームパンといちごミルクをいただきカロリー補給する

f:id:trail7:20201124111752j:plain

f:id:trail7:20201124111916j:plain

野間崎灯台

野間崎灯台でお約束の写真を撮り程なく丘陵部へゴートゥーグラベル知多半島里山を縫うご機嫌なグラベルライドを堪能!また来よう。その後堆肥香ばしくかほる知多広域農道を淡々と北上する。田畑の続く丘陵地帯にただっ広い道が走る爽快ルート。知多半島は海沿いも丘陵地帯も二度美味しいお得な場所だ

f:id:trail7:20201124112217j:plain

f:id:trail7:20201124112231j:plain

f:id:trail7:20201124112248j:plain

f:id:trail7:20201124112400j:plain

本宮山から中部国際空港を望む!

f:id:trail7:20201124112540j:plain

サイコー!

高横須賀か太田川駅手仕舞いしリンコーで戻るのが多分サイコウに幸せなはず。だが今日は自走で帰宅と決めている。東海市に入ると信号多くトラックや車も増えストレスフルな現代社会に引き戻された

事前に入念に引いたルートをたどりながら桶狭間古戦場公園へ。これがかの有名な桶狭間か。もっと険しい渓谷地帯かと思っていたけど案外まったり里山風景。案内板を読んでみた。今川勢は25000名の軍勢を率いて静岡からご出張、その間連戦連勝ヨユーだぜ。ま、このへんでお昼にするかと弁当広げて休憩していたらいきなりゲリラ豪雨。うわーっと思っていたら、いきなり織田勢2000名の急襲を受け敗戦。タイショーが討ち取られるまでわずか二時間。今川方はまさに訳わかんね状態だっただろう。超しょんぼり

 

一方の織田信長公は朝四時に桶狭間から距離的にわずか10キロ強しかない清州城を出発。当時26歳。勝ったから黙ってたけど絶対もうやけくそで突っ込んだに違いない。現代に例えると河村名古屋市長が中の悪い大村愛知県知事とリニアをとめて名古屋に嫌がらせする川勝静岡県知事に喧嘩売るようなもんだ。よお勝てた

 

教科書で数行で語られる歴史の一つだがその地に来てみて初めて分かることがあるんだな。ホームアンドアウェーは昔からホームが有利なんだなぁ。もし信長が出撃しなかったら後数日の命だったんだろうな

 

その後は有松の町並みを見学し、天白川を遡上し東山タワーをみつけホッとした。112.6キロ、幸せな一日でございました

 

f:id:trail7:20201124114311j:plain

f:id:trail7:20201124140221j:plain

f:id:trail7:20201124143735j:plain

f:id:trail7:20201124143748j:plain

地形がぜんぜん違う

f:id:trail7:20201124143814j:plain

f:id:trail7:20201124143858j:plain

f:id:trail7:20201124143914j:plain

 

ソウル市江南 (140828-29)

死亡を含めた如何なる損害賠償請求に関する権利放棄書面に署名の上訪問を許される緊張の38度軍事境界線板門店。小道の両側に小さなお店がところ狭しと並びガラス窓の向こうにお茶を引く薄着の売春婦が硝子を一斉に硬貨でコツコツ叩き潜在顧客の関心を引こうとする衝撃の飾り窓通り清涼里スケートボードに下半身のない身体を載せ、手で船を漕ぐようにあちこち移動しまたあるものは片手でチョークに即興の詩を道路に紡ぎ出す自称傷癒軍人?達が物ごいを生業とする南大門広場

f:id:trail7:20201117045346j:plain

情チョコパイ。絶妙なネーミング

初めての海外旅行でオドオドするオレに生々しい現実を垣間見せてくれた街。漢城。結局、今日に至るまで再訪の機会は全くなかった。 ひょんなことから一泊二日の行商の機会を得た。相変わらずオノボリのオレはしっかり大韓航空機の窓側の席をゲットしておく。

 

出発当日の天候は雨。富士山やら日本アルプスを飛び越える航路を楽しみにしていたのだが、羽田空港34R滑走路を離陸後、15秒で分厚い雲の中。期待はずれの天候に手持ちぶさたでオロオロするオレにタイミング良く、給食が提供される。

 

予期せぬ10時という中途半端な時間に、取り敢えず出しておけとばかりにテーブルに投げ出された給食トレイを前に、いま食うべきかどうかを悩んでしまう。フト、据え膳食わぬは男の恥。という殺し文句を思い起こす。おおそうだ、オレはオノボリではあるけれども、ホモでもなければオカマでもない、故に導き出される最適解は、ただ一つ。有り難くいただくことにする

f:id:trail7:20201117050316j:plain

GPSでフライトログを確保。近いなぁ

なんとなく大正デモクラシー期の日用品の宣伝ポスターに登場するような古典的美女の雰囲気を醸し出す給食当番が、オレに飲み物を聞いてくる。一瞬の躊躇いを感じたものの、面談予定は午後3時。この行商にオレが雇用主から期待されていることは、おりこうさんでいることではない。結果を出すことである。といつになく、厳しく我が身を正してみる

 

そう、おりこうさんでいることが目的ではないオレは朝っぱらから元気良くビールをたしなむことにする。 デモクラシー娘は、テキパキとオレに缶ビールと、プラスチックのグラスを渡してくれる。アルミ缶にHiteと銘柄が、またsince1933と誇らしげに印刷されている。初めて見た。プシッとプルタブを引き、矢鱈揺れ始めた機内で慎重にグラスに注ぎ入れる。そしてグビグビとのどを潤してみる。

 

でた、大陸風水っぽいビール。コクがなくあっさりとした喉ごし。想像するに、濃い韓国料理を食べながら、グビグビ水がわりに頂くのがもっとも正しい飲み方であろう。あくまでも奥ゆかしく、主役をしっかりサポートする、地味な名脇役。そんな上品なテイスト。そんな育ちの良さゆえに、扇風機が回る畳の部屋でゴロゴロし、ポテトチップつまみに高校野球をとりとめもなく見ながら、このビールを飲む。こういう用途には適さない。

 

単体女優として主役を張るには、何となく物足りない。やはり、ビールは、その土地の風土や気候、料理に合わせて独自進化していく。そのため、ビールは地産地消、その土地で飲むのが一番美味しい。という、ビールガラパゴス進化説を思い起こす。今後、論文にまとめてナショナルジオグラフィック誌に投稿してみよう。

 

朝鮮半島上空は晴れ。しっかり窓にへばりつき車窓を堪能する。青色の屋根が多いのに気づく。そういえばニュースかなにかで大統領府のことを青瓦台と言っていた。屋根を青くすることになにか意味があるのだろうか、それとも単に空爆目標としての大統領府をカモフラージュするためなのだろうか。後で迎えに来てくれた現地スタッフに聞いても分からなかった

 

金浦空港の入国審査は日本人をメインに長蛇の列。結局クリアに45分くらいかかった。日韓関係悪化による入国審査の厳格化、まぁ暇だし難癖でもつけてみっか。ということなのだろう。そんなことより、さっさと入国させて街でカネを落とさせる滞在時間を伸ばしたほうがよっぽど国益にかなうぜ。あんた達もまだまだ考えが浅いぜ。と思いながらターンテーブルで荷物を回収し税関へ。さりげなく無害なドシロウトを装うも、俺だけ別なテーブルに呼ばれ荷物と身体検査。税関検査で引っ掛かる率の高いオレには、またかと言う程度で粛々と検査に応じる。こんなこともあろうかと見つかるとメンドクセー商品見本は別送してある。ざまーみやがれハズレだぜと無罪放免。 片側4車線の立派なオリンピック道路を西に市内江南地区へ

f:id:trail7:20201117050456j:plain

うまいんだわこれが


昼飯はブテチゲ、すなわち軍隊鍋。朝鮮戦争中米軍からもらったハム、サラミ、スパムをキムチ、ウドン、ジャガイモをサイコロサイズに切ったものをマカロニなんかといっしょにチキンスープで煮込む。これをご飯といっしょにハフハフ掻き込む。会社組織で言うと使い捨てのソルジャーと位置付けられるオレぴったりの食事。つうか、アウトドア料理としてイケてる。当然ご飯をおかわりしてお腹一杯。 サクッと面談をこなし電光石火でレポートを仕上げアタマの一時メモリをクリア。思い残すことなくすっかり解放モードに突入。まずはスタッフの皆様と焼き肉、皆日本語がわかるので馬鹿話しながら結構おもろい。程よくのみくい楽しいところで切り上げるいい飲み方。ホテルに帰って明日のお楽しみに備え、ほろ酔い加減でとっとと寝る

 

起床は朝四時半、のそのそとド素人御用達ナイキ・ストラクチャー17を装備、5時半ホテル発。漢江公園を目指す。盤浦大橋を目指し北に進むが、碁盤の目のように張り巡らされる交差点の全てに信号があり、また地下道を通らないと道路の向こう側へ行けないようなところも多い。ジョギングとしては結構難儀し4.5kmの道のりを30分ほどかけて走るというか移動する

 

なんとか6時前に漢江広場へ着、ちょうど日が昇ってきて、漢江の夜明けぜよ。となぜか坂本龍馬風に一人ゴチてみる。漢江広場は、サイクリングコースやアウトドアアスレチックジムなど設置されたソウル市民憩いの場、平日の朝6時なので余り人はいない。ただし、その時間にしてはサイクリストが多い。ぶっちゃけサイクリングコースは、しっかり舗装されまた、自転車専用道路として歩行者と分離されている

 

ぶっちゃけ、多摩川サイクリングロードの10倍はすばらしい。 漢江越しに高層アパート群と南山、ソウルタワーというなかなかステキな眺望。湿度の低い朝の空気の中、ジョギングコースとしてはなかなかクオリティが高い。でも、府中多摩川風の道のようにランナーや犬を散歩させる人たちでごった返すことはなくほどよく閑散としている。これも評価ポイント1を加点しておく。川沿いをトボトボ、2kmほど先の港南大橋向かう。植込みのコスモスの花が過ぎ去る夏を教えてくれるコースをたどりながら、ゴミもなくよく維持管理されている。ここでまた評価ポイント追加、今日はなんとなくポジティブな加点主義者。よくサイクリストを観察していると、娘さんたちはよくマスクをしている。日焼け防止には時間が早過ぎるしPM2.5よけなんだろうか?アホみたいにぶっ飛ばすヤツもいないし。

f:id:trail7:20201117050706j:plain

皆適度に肩の力が抜けておりマウンテンバイクの比率が5割を超えている。うらやましい。 そして屋外ジムを発見。これはなかなか日本では見かけられないがなんか規制とかあるのだろうか。ジョギングの前後にちょちょっと屋外環境でトレーニングとかストレッチできるのが最高なんだが。屋内ジムで10インチの液晶画面のどうでもいい取ってつけたような映像を見ながら黙々と最新型のランニングマシーンの上を流れるベルトコンベアーに合わせ走っているとオレはハムスターかと虚しくなってしまう。エアコンの効いた室内よりもやっぱ体を動かすのは屋外がいい。そして屋外ジムは、自重を利用したものが多く無理して過負荷で関節を痛めてしまうことが少ないのが調度良いのだ。 港南大橋からは江南大路を南へ向かう

f:id:trail7:20201117050818j:plain

f:id:trail7:20201117051118j:plain

ほぼ高速道路、歩行者はおまけ程度で考えられており、横断歩道を探すのに右往左往する。難所を抜けると、南北に伸びる道路沿いに高層ビル群がそしてもう7時半になっており幅5mはある広い歩道を韓国のエリーツや、キャリアウーマン達が勤務先へ向かっている。そんな中、必死こいてゼイゼイ言いながらジョギングしているヘンタイはオレ一人。みんなサムソンの馬鹿でかい端末を片手に歩きスマホ。オメーら前見て歩けよラインとか、フェイスブックとか、ツイッターとか後でまとめてやれよな。と珍しく怒りがこみ上げるが、そんな中ジョギングしようとする酔狂なオノボリのオレも似たようなもんか?と気持よく水に流しておく。 江南駅でこれがガンナムスタイルの聖地か今あのオッサンどうしているんだろうか?と中途半端な知識で写真を撮りまくるオレを見下すエリーツ達の目線が痛い。ここからはテヘラン路を5分ほど走ってホテル帰着

 

来てみると意外と興味深い街ではあるが、取り立ててわざわざ旅行して見るほどの興味を惹かない。エイジアの近代都市。どこもいっしょじゃん、という感じは正直ある。なんだろう、なんとなくオレにとっては、名古屋。都会だし、産業も発達しそれなりに特徴のある美味しい物もある。でも良くも悪くもキンタロー飴的で強烈なオーラがないんだよな。棚ボタで仕事ついでにちょちょっと、観光するくらいがちょうどいいんだろうなあ

f:id:trail7:20201117050928j:plain

 

初めての海外旅行でオドオドしているオレと、肩の力抜けまくりで、ありがとうを意味するカムサハムニダの一言のみで韓国旅行を横着にこなす今のオレがソウルの街角で邂逅したらお互いどう思うんだろうか。オレはなりたかったオレに近づいているのだろうか。多分、昔のオレは、今のオレに対して、なんだこの冴えねーオッサン。こういう奴にはなりたくねえな。シネヨ。とちらっとガンを飛ばすだけだろうし、今のオレは、なんだこのクソガキ。とっとと失せろ。そんな簡単に死ねるかボケ。くらいにしか思わないだろう。ゼッテー、意気投合し韓国屋台で肩を並べ焼酎飲みながら、熱い夢や、クドクド若い衆に人生の能書きを垂れるような美しいお話にはならないだろう。まぁ、なりたかったオレになっているか、そもそも、なりたいオレってあったのかどうかも覚えていないが。三つ子の魂百まで。多分、中身はあんまり変わってないんだろうなということを再確認した

 

f:id:trail7:20201117051011j:plain

韓国語が一ミリもわかんない俺でも理解できる秀逸な広告

f:id:trail7:20201117051200j:plain

ホテルのエアコン使い方わからず超難儀

 

ワイルドウエスト、稜線上の縦走路探索 (201121)

開放感あふれる雲ひとつない青空のもと三密を避けフラフラと出かけた。北西から吹き付ける強い風にフラジャイルなココロが折れ気味。これが伊吹おろしってやつか

 

f:id:trail7:20201122062729j:plain

風きっつぅ

 

僕は地域一番のヒルクライムルートに取り付いた。谷側の眺望がひらける絶景ルート、交通量は控えめでサイクリスト成分多め。紅葉を愛でつつのんびりと登る。ヤビツ峠を思い出したがクオリティはこちらのほうが上だ。山頂近くまで登るとGPSの地図になにやら興味深い道が表示されている。いわゆる稜線上の縦走路か?

 

f:id:trail7:20201122062803j:plain

f:id:trail7:20201122062825j:plain

冠雪した御嶽山と恵那山。だんだんと僕のDNAに刷り込まれていくぞ!

 

奥多摩や奥武蔵でMTBトレイルライドやトレラン、ハイキングで培ったカンでこれは探索すべし!と脳から命令セットが発出された。なんとか電波を拾っているポンコツスマホでグーグル先生に聞いてみた。地図では確認取れないが多分つながっていそうだ。行くベシ。ま、ダメでも行けるところまで行ってみよう!

 

思いつきで予定ルートを逸脱することはほぼないのだが、ここまで片道50キロ、また顔を洗って出直すのもめんどくさい。トレイルには絶好のシーズンだし、いっちゃえ。めずらしく事前計画を大きく逸脱して急遽探索ライドに切り替えた

 

f:id:trail7:20201122063024j:plain

f:id:trail7:20201122063039j:plain

f:id:trail7:20201122063103j:plain


林道に踏み入ってみるとゲートで遮断された俺様専用高原道路。トーゼンご機嫌。路面はライトグラベルが基本でところどころガレまくり、雰囲気含めてサイコー!僕が世界ラリー選手権を誘致するならモリコロパークじゃなくて絶対ここにするぜ

 

f:id:trail7:20201122063211j:plain

濃尾平野はとりあえずメー駅の高層ビル街が目印になるから便利

 

林道が切れると稜線上のシングルトレイル、まさに多摩の2トレ。アドレナリンが吹き出しヒャッホー!分岐が結構あるが今日は初ライド、まずは縦走路を貫通することを目指す。慎重に地形を観察しながらなんとか無事GPSログの採取に成功。久しぶりのグラベルライドに疲れた。フルサスのマウンテンバイクが欲しくなる。でも年数回だけなので我慢

 

f:id:trail7:20201122063301j:plain

f:id:trail7:20201122063315j:plain

三密地帯は近寄らずさっさと退散

 

帰りは初めてのルートだが幹線道路を避けなんとか無事帰還。とりあえずメーエキの高層ビル街を目印にして針路を取ればいいから楽ちんだ

 

f:id:trail7:20201122063423j:plain


素晴らしい稜線上のトレイルだ。上りはゼッケーターマック、標高500~600mの稜線上の縦走路はご機嫌。押しあり担ぎなし。ヤビツ+赤ぼっこの一粒で二度美味しいルートだと覚えておこう

ディドゥロ大通り (160604)

「ムシュ、オレにもタバコ一本分けてくれよ」と通りの向こうから来たハタチそこそこのチンピラ二名に声をかけられた。

f:id:trail7:20201117041131j:plain

夜明け前のパリ、リオン駅前。肌寒く今にも泣き出しそうなどんよりとした空のもと俺はナイキのスニーカーに短パンとT-シャツ。アメリカンツーリストファッション、つまり明らかにオノボリ、またの名をカモネギという格好で散歩していた。土曜の早朝、チンピラどもは夜通し飲み明かし、ちょうどいいところにヌケ作がやって来たという感じなのだろう。俺は一瞬躊躇するもまあいいかと黙ってタバコを差し出した。火をつけてやると、お礼とばかりにハイタッチの格好で右手を高く上げた。なんだよお前?と思いながらもつられてハイタッチに応じようと俺も合わせるように右手を高くあげた。その瞬間、ヤツの左手は俺のズボンの右ポケットにさりげなく、しかし素早く伸びてきた。ヤベ、スリだ!と気づきあわててその手をはたいた。その勢いで斜に構えた俺とチンピラが対峙する構図が出来上がった。緊張の北緯38度。板門店。一触即発の事態におちいった。

f:id:trail7:20201117041046j:plain

俺は共産主義者であるが平和主義志向であり近接戦闘技術は体得していない。この場をどう切り抜けようか。犬がワンワン吠えて来たら逃げるより威圧した方がうまくいくことを思い出した。チキンハートの心臓がドクドク脈打つ。俺は若干腰を沈め対決姿勢を見せた。体格ではこちらがふた回り勝る。数秒のにらみ合いの後、チンピラのツレが「もういこうぜ」と政治介入を行い戦闘状態に入ることなく冷戦は終結した。俺はドキドキがおさまらないままその場を離れた。

f:id:trail7:20201117041002j:plain

ゴミが散らかりションベンくさい通りを歩きながら、もしカモられていたら終わってたな。パスポートも財布もぞんざいにポケットに突っ込んでただけだし。下手コケば全財産失い俺もコキタナイパリでもの乞いするハメになってたな。軒先でだらしなく寝ているオッサンと同じじゃないかと少し普段の生活態度を反省した。フランス渡航時のデフコンをレベル3に切り替えた。そして魅惑的なスリの都をトボトボと氾濫するセーヌ川見物に向かった。そんな俺もサイテー野郎だ

f:id:trail7:20201117041201j:plain

朝から熱心なフォトグラファー達

f:id:trail7:20201117041312j:plain

街灯って水没しても点灯するんだな?無駄にスゲエ

f:id:trail7:20201117041438j:plain

よおこんなところに一晩駐するなぁ

f:id:trail7:20201117041535j:plain

絶対盗られたくないという強い意志を感じた

f:id:trail7:20201117041601j:plain

f:id:trail7:20201117041608j:plain

f:id:trail7:20201117041637j:plain

f:id:trail7:20201117041644j:plain

f:id:trail7:20201117041656j:plain











 

米海軍横須賀基地 (160320)

泣く子も黙る極東第七艦隊戦闘部隊の本拠地横須賀基地治外法権の米国租界。入場ゲートの前で敗戦国民が長い列を作っていた。我々日本人はどうでもいいのだがバカでかい望遠レンズを装着したニコンを片手に結構中国人が目立つ。仮想敵国民にもフレンドリーだ。さすが余裕の米海軍フトコロが深いぜ。

 

一時間ほど並んでようやく施設内にはいったがコンテンツがしょぼすぎた。アメリカンな雰囲気を売りにしているようだが、実情はしょぼい町内会のお祭りだ。日本人のコピーバンドが60年代南蛮ロックを奏で、その前では屋台が軒を連ねる。地元の出入り業者のしょぼいオヤジが、すごい安いとか、アメリカンらしく食いきれないほど大きいとかという感動が全く無い至って普通のジャンクフードをぼったくり価格で売っている。基地への出入りを許された特権階級が同じ民族の無産階級から搾取させその上前をハネるという典型的な植民地経営手法の縮図をみた。

 

一通りブラっとしたがつまんなすぎるのでとっとと唯一のメインアトラクションの艦艇見学へ向かった。これまた2時間待ち誘導駆逐艦カーティス・ウィルバーへ乗船した。デッキを一周するだけだが、これはいい。入場料1,500円払ったとしても後悔のない価値のある体験だ。ビシっと制服でキメた兵隊さんが気楽に写真撮影に応じてくれる。なぜか女性兵士が多い。そして残念ながらちょっとおデブだ。駆逐艦のデッキで一休みしながら気づいた。海軍はバカでかい装置産業なのだ。個人の身体能力はさほど重要ではない。そして一旦海に出てしまうと狭い艦内で何週間か過ごすのだろう。だから女性に優しい職場であるが、ちょっと運動不足、そして狭い艦内ソリのあわないやつもいるだろうストレス解消のバカ食いでカロリー過多になってしまうのが乙女の悩みとなるんだろうなぁ。


フクシマの原発事故へも出動した貰ったし、南シナ海人民解放軍とにらみ合っているようだし仕事はなかなか大変だ。 ビシっとキマった制服は格好いいし、テッポーかづいて銃弾をかわし泥水をすすりながら匍匐前進することもない海軍はなんだかエリーツのかほりがした。

f:id:trail7:20201110151930j:plain

f:id:trail7:20201110151945j:plain

f:id:trail7:20201110152001j:plain

f:id:trail7:20201110152018j:plain

f:id:trail7:20201110152101j:plain

f:id:trail7:20201110152122j:plain

 

海上保安資料館横浜館 (191020)

赤レンガ倉庫近辺をウロウロしていたら工作船資料館なるものを発見。我が海上保安庁の巡視船と激しい銃撃戦の末、潔く自爆した弾痕だらけの工作船自動小銃や通信機器、あこがれの金日成同志のピンバッジまで展示してある。敵チームとはいえ国のために散った工作員たちの冥福を心の中で祈った

 

f:id:trail7:20201108043737j:plain

f:id:trail7:20201108043753j:plain

f:id:trail7:20201108043809j:plain

f:id:trail7:20201108043840j:plain

f:id:trail7:20201108043855j:plain

f:id:trail7:20201108043913j:plain

f:id:trail7:20201108043931j:plain

f:id:trail7:20201108043951j:plain

f:id:trail7:20201108044010j:plain

f:id:trail7:20201108044048j:plain

 

カイザーブルク - 皇帝のいた街 (160210)

f:id:trail7:20201110145817j:plain

生まれてこのかた住所と電話番号が変わったことのない生粋のジモティ、オスカーさんにニュルンベルクをすこし案内してもらった。 第二次世界対戦の空爆でぼこぼこに壊滅したが、みんなで頑張って中世の街並みを復興させた絵になる街なのだ。昔ながらの由緒正しい佇まいの家々は、やっぱ上階が人気で家賃が高いのだが、エレベーターなんてねえ。ひいこら言いながら階段を上り下りして不便に暮らしている。利便性よりも昔の街並みが大事なのか。結構大変だぜ。 街のこれまた古くからある地ビール屋で一杯やりながら、土地の自慢話を聞いた。昔は皇帝がいたり、ドイツで初めて鉄道が通ったり、世界はニュルンベルクを中心に回っていたのだ。なめんじゃねえ。有名なクリスマス市には日本からオノボリがわんさか来るぜ。 いつの間にか主導権をミュンヘンに奪われ地元のサッカークラブ1.FCニュルンベルクも2部へ降格し、フランケン人としては、バーバリアンになすすべもなく悔しいぜ。と一人ごちていた。 帰りすがりに街の醸造所で3年前に仲間と仕込んだ熟成中のウイスキー樽をガラス越しに眺めながら、6月になったら栓を開けて仲間と一杯やるんだ。と楽しみにしていた。すっかり暗くなって何世紀も前からほとんど変わらない石畳の通りをちょっと酔っぱらっいながらふらふらと宿に戻った

f:id:trail7:20201110145854j:plain

ドイツ陸軍のメットかっけえ。しかしナチスものはご法度

f:id:trail7:20201110145917j:plain

f:id:trail7:20201110145955j:plain

城内につながる門、招かざるものが来たら上に穴から煮え湯を浴びせちゃうぜ

f:id:trail7:20201110150015j:plain