銀輪日報

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名古屋ウイメンズマラソン

心もとないふらふらのフルマラソン6回とトライアスロン3回の完走歴を心の糧に、サクッと今トレンドの性自認を女に変えて出場ゴネてみようかと思ったけどや〜んぴ、どっちにしろ俺はポンコツ。ダルいわ

 

 

だでも往生際悪くしどろもどろな英語サポートボランティアで無理矢理絡みつくシツコサ、おっさんって寂しいね。ついでに余分なステッカーいただきましたので、トーゼン名古屋弁もサポートするがや。これで憧れのトリリンガルだでね。知らんかったけど完走者にはティファニー謹製の参加メダルがイケメン君から贈呈されるんだって、来年はぜひ奮ってイケメン枠に応募してみようっと

 

 

ピーカンだでもピリッと淡麗辛口のお冷なマラソン日和。ぜいぜい言いながら無駄に猛ダッシュで名古屋ドームへ馳せ参じた。ちょうどトップランナーたちがゴールする時間。みんな意外と小柄でよく42キロも走れるパワーがあるもんだと思ったよ。そうか、小柄であれば体重が少ない、すると移動に必要なエネルギーや筋力が少なくなる、なるほど多分有酸素運動のような持久系の運動は小柄のほうが有利なんだな

 

 

今日の任務はゴール後参加者にスポンサーから提供された飲み物とか軽食を提供するブースの運営スタッフ。ありがちなパターンだが、仕事量に対して人手が多すぎる。まさに人海戦術。タダだからとにかく集めとけって感じ。烏合の衆のボランティアだから効率が悪すぎて労働に見合った満足感を得られない。ん?なんか手持無沙汰でつまんねえぞ。寒さが身に染みるぜ

 

 

やることないし気分を変えて拍手と笑顔と声援で完走者をねぎらうことにした。次々にやってくる完走者たちに「お疲れさまでした~」と拍手しながらにこやかに声をかける。10人中2~3人は会釈、1~2人は、「ありがとうございま~す」とにこやかに返してくれる。おおなんか人生の中でもっとも女性に声をかけた日になるだろう。何千人と見送った結果、一つの真理の再認識に至った。すなわち、「女は愛嬌」。別にかまへんけどツンとすましてスルーしていく人に比べ、にこやかな笑顔で2割増し、プラス目を合わせて言葉を返してくれたりするもんなら当社比3割増しだぜ。まじホント。500人中1人くらいの割合で整った美貌+愛嬌という群衆の中でもキラリと光る美女がいた。やっぱりというか10人に2人くらいはスマホ脳で早速スクリーンとにらめっこ。ご苦労さん

次から次へやってくる完走者を観察すると、マリオ3名、ルイージ1、アングリーバード1、くまもん?3、ドクタースランプあられちゃん5、ミッキーマウス5、頬に青天白日旗のペイント15、ポケモン20、ミニーマウス60匹ていど観察できた。変わり種として烏帽子姿の公家?、コスプレ地下アイドルグループ、生ビール、親子亀、恐竜など各1って感じだ。野球関連では阪神タイガース5、ベイスターズ1、ドラゴンズ20、あとオータニサン3

 

 

さて、英語サポートについてはやっぱり全く出番なし、唯一話した英単語は、にこやかに自己ベストでました~。とにこやかに話す完走者に「おっ、頑張りましたね。グッジョブ!」と親指を立てたときのみだ

 

 

最高気温10℃に大陸からの寒気が伊吹おろしに吹かれマジ寒いよ。ボランティアに対するコーヒーとか、豚汁とか、ホッカイロとか暖かいものへの気づかいは全くなし。参加者から17000円の費用を徴収しておきながら自己責任でボランティアはただであつめて使いつぶせばいいという運営の態度が垣間見えた。まぁ無償でいいんだけどなんかけち臭いというか温かみがない、これっていわゆるやりがい搾取?営利団体の下請けとしての無償ボランティアってなんだかな。クソ寒い中、だらだらとなにをすればいいかよくわからないまま予定時間を30分ほどオーバーして解散。ま、当日集合、解散の烏合の衆だからいいんだけど

 

 

やりがい搾取だとしてもボランティアの行動経済学的には、たとえ無償でも投じた労力に見合う精神的充実感や体験的価値が必要なんだなと身をもって思い知ったよ。そしてやっぱ一杯目のビールが一番うめえわという限界効用逓減の法則からするとこのイベントのボランティア再参加は見送ろうっと。と家に帰って熱々の湯船につかりながら最高値を更新する株価に沸く日本経済の最底辺でまたいらんことをとりとめとなく思い巡らせた