銀輪日報

本と自転車旅とB級グルメ

猿投山バイク&ハイク決定版!

2020.05.30 69.3km +1052m

 

朝5時出発!→香流川CR→県道215号→58号→籠川沿いのライトグラベル→愛知県指定遺跡池田一号墳(1400年前のお墓、一見の価値あり!)→建速神社→神郷下遺跡(単なる広場)→猿投神社(営業開始西暦192年の老舗)→トロミル水車→淡々としたヒルクライム→猿投山観光展望台(ゼッケー!)→東の宮入り口(チャリをデポしてハイキング開始)→東の宮→猿投山山頂(結構混んでるなぁ)→もどる→大岩展望台(これもいいね!)→チャリ回収→西の宮(宮内庁管理の御墓所行くの忘れた)→血洗いの滝(冷たくて気持ちいいぜ!)→天然記念物球状花崗岩(よくわからん!スマホ圏外でググれない!)→広沢神社(927年には存在が確認される)→猿投グリーンロードをマッハ4で巡航運転→香流川CR→お昼過ぎ帰宅→カレー大盛りとビール飲んで寝る→幸せ!

 

 

5月最後の週末、天気予報は晴れ。おそらく梅雨入り前の貴重な青空となるだろう。当地に引っ越して3ヶ月、いつもその美しい山容が気になる猿投山(さなげやま)へ登っておこう

 

暑い日になりそうだ。午前中には帰投できるよう朝5時に出発した

 

まずは香流川(かなれがわ)沿いを長久手モリコロパーク方面へ。郊外に向かうにつれ素晴らしい里山風景に出会えるサイクリングロードが走る。といっても歩行者も多く、ダート区間もあり川沿いを自転車散歩できるような散策路となっている。市街地を抜けると一転してのどかな里山風景が広がる

 

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からっと乾いた初夏の空気にひばりが空高くさえずりのどかな気持ちのいい朝。頑張って早起きした甲斐があった

 

IKEAの交差点を越え国道並みに広々とした県道215号を豊田方面へ向かう。途中名古屋商科大学の裏門?を発見。その異様なピラミッド型のゲートで思わず記念写真を撮った

 

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その異様なデザインにフリーメイソンとかそっち系?と気になって帰宅後ググってみたら万博記念ゲートとのこと。万博ってお目にかかったことないが結構なイベントなんだなぁ

 

車通りはまだ少ない軽快な峠道を抜け県道58号で左折し豊田市街へ。見落として通り過ぎそうになったが一時間強でようやくお目当ての籠川に到着。のどかな田園風景。豊田市は工業も農業も文武両道な豊かな街であることを感じる

 

もし猿投山を計画するときは、豊田市地域振興部謹製のオフィシャルガイドブックを参照してほしい。地域の魅力を満載した31ページのレポートだ。自動車だとあっけなさすぎるし、徒歩だと時間がかかりすぎる。フットワークが軽い自転車旅にはピッタリだ

 

猿投山・籠川ガイドブック

 

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籠川と猿投山


ガタガタと心地よい砂利道の振動を楽しみながら籠川沿いを北上。開放感あふれる絶景。夏草の匂いが心地よい。4~5キロほど川沿いをたどると加納町だ。ちょっと寄り道して池田一号墳を見学してみる。見晴らしのいい小高い丘に円墳、そして石室が現存している

 

この古墳は、1400年ほど前というと、7世紀前後か?に作られた地方の豪族のお墓だと。直径は19m、高さ3.5mの円墳でその中には全長7m、高さ2.4mの石室がある。三河地方では最大級だとの説明板があった

 

大昔から権力者っているもんだなと改めて思う。支配するものとされるものこれが人類の歴史だ

 

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その後はガイドブックに載っていた加納町の建速神社と神郷下遺跡に寄ってみたがふーんレベルであまり興味を引くものではなかった

 

あまり期待しないで訪れた猿投神社は創建西暦192年の老舗だ!ほぼ神話の世界。すごい歴史だなぁ。故郷の大國魂神社は西暦111年の創建だから、僕的最古の神社記録は更新されなかったが記憶に残る神社となりそうだ

 

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猿投神社からはヒルクライム区間、神社周辺には登山客向けの駐車場があり朝の7時に満車だ。人気のヤマなんだな

 

1.5車線の細い少し路面荒れた道でブラインドコーナーが続く、斜度は一定で登りやすい。車も登ってこれるし、砂や折れた枝が吹き溜まっている場所もあり特に下りは危ない。そのためかローディは数台しかいなかった

 

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上り区間の終わりで、観光展望台に登ってみた225段の階段を登ると小さな展望台が設置されている。豊田市街を望むなかなかの眺望、澄んだ日には三河湾や伊勢湾まで見渡せるようだ。おそらく夜景も美しいだろう

 

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ヒルクライム区間を登り切ると東の宮入り口に到着する。自転車をデポして、猿投山までハイキングだ。コースタイム情報がなかったが、GPSの実測では、休憩含めて往復で80分、距離3.7km、獲得標高156mと大したことはない。その分、お年寄りやちびっ子も多くちょっと混んだ印象がある。トレイルランナーが多く結構混沌とした山域だ。僕は紳士的に登りであろうが下りであろうが道を譲った。楽しみで来ているのに慌てる必要はない

 

標高629mの猿投山山頂からは北方面に眺望がひらけ、御岳山、白山、伊吹山という僕のようなおノボリでも知っている名山に加え、七倉山(2557mなかなかやるぞ)、能郷白山(のうごうはくさん、岐阜・福井県境、憧れの酷道温見峠のある山域だ)が望めるとのことだが、今日は霞ががったそらでそのいずれもが見えなかった。まあでも、また来る理由が見つかってよかった

 

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山を降り、大岩展望台に寄った。大岩展望台も味わいがありまた良しという感じだが、観光展望台の方が眺望は良い

 

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チャリを回収し下り区間へ。西の宮へお参りし、血洗いの滝で休憩。ひんやり冷たい水が気持ちよい。いい場所だ。そのまま広沢川沿いを下っていく

 

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天然記念物・球状花崗岩へ寄ってみるが、説明が全くせつめいがまったくなくてな何が何だか分からない!スマホが圏外でグーグル先生にも助けを得られない。なんだかなぁと少し後ろ髪をひかれながら諦めた

 

最後に広沢天神にお参りした。その後は猿投グリーンロード長久手方面に帰投した。12時過ぎに自宅着

 

ネットでは「愛知県の高尾山」と呼ばれているようだが、はっきり申し上げて僕にとっては高尾山よりステキだ。高尾山は当てにならないミシュランガイドの三つ星をゲットしているが、それを遥かに凌ぐ素晴らしい猿投山のハイク&バイク体験に僕は俺様専用ミシュランガイド密かに星を七ツ刻んでおいた

 

旅のアルバム

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籠川から猿投山の全景を望む

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建速神社

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トロミル水車

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東の宮入り口

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西の宮

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広沢天神

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猿投グリーンロード

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www.city.toyota.aichi.jp


豊田市商業観光課謹製猿投山登山案内図