銀輪日報

本と自転車旅とB級グルメ

東京山の手自転車散走

2016.07.03 69.6km

 

東京都心で今年初の真夏日気温摂氏35度。僕は久しぶりに頑丈すぎるキャメルバックのリザーバー3リットルを引っ張りだして、毎日使っているがこれまた丈夫なドイツの名門ドイター社のリュックサックに括りつけ簡易ハイドレーションザックを作成した。そいつに東村山浄水場からの給水を三菱レイヨン・クリンスイで磨いた水道水をリザーバーに詰め込み家を出た。行動食にはロングセラーの明日香野印の塩あんこ餅だ。カロリーは未記載だが、名門ネスレのパワージェルよりカロリー単価が安く、そして腹持ちもいい。本格的な炎天下ライドの予行演習だ

 

結果これだけでは電解質不足に陥る。頭痛く熱中症ぎみ。ライドのシメにカップヌードル、シーフード味を補給しなんとか回復した。補給ポイントの乏しい本格山岳ステージには塩飴や塩昆布など塩分持参が必須だ。買いだめしておこう

 

本来この手のライドは東京駅から始めるべきであるが、勝手知ったるかつこじんまりとした田町駅を起点とした。しかも通勤定期区間でお金がかからん。武蔵野台地の東端で山の手と言われるだけあって坂道の上り下りが多いぜ。まぁヨユーだが。港区は大使館が多くそのぶん、警官があちこちにいて油断ならねえ。たまたま通りかかったロシア大使館には警視庁から警官がわんさか派遣されていた。腐っても大国さすがだぜ。そして暗闇坂の途中にあるオーストリア大使館は結構地味すぎ警官なんかいねえ。ハプスブルグ家を輩出しヨーロッパの実権を握った名門国家の割には扱いが悪いぜ。ドイツ大使館は、EU旗もなびかせ、敗戦国のくせにいつも間にかヨーロッパの盟主気取りだぜ。とフランスあたりに言われていそうだ。格好つけのラテン系フランス大使館は、なんだかおしゃれな感じはする。しかし俺はもうだまされねえ。大使館もなかなか個性的でおもろいもんだ。今度は大使館リレーランを企画しよう

 

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急性アル中で担ぎ込まれた苦い思い出の北里大学病院で記念写真を撮ってえびす様、ハチ公像でも写真を撮り、歌舞伎町やら新宿ゴールデン街など治安の悪そうなところを走破したが、昼間見るとなんだかしょぼい。玉川上水の終点を確認後、迎賓館の前でウロウロした一生縁がないなぁと思った

 

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三角点オタクを目指す俺は国会議事堂の前のグラウンドゼロすなわち日本水準点を確認しておいた。定番の丸の内をすぎ、九段の靖国神社へ向かった。中韓の人たちがわんさかいるぜ。お前らいいのか、植民地支配がどうのこうのとか。まぁいいや。ボクはゼロ戦が展示されている遊就館へ向かった。800円を払って施設を見学したが正直なんとなくいまいちだった。オレは非国民なんじゃないかと思った。よくかんがえると俺が興味あるのは、戦争という外交活動や軍事技術や経済および国際情勢なんだ。戦死者を弔うという施設の性格上、戦争の意義や正義を強調していた。話が美談よりになってしまう。それはいいのだが、オレはもっと冷静になぜ戦争に負けてしまったのか。そしてどうすればよかったのかということに興味があることに気づいた。そういう意味では俺が思っていたような軍事博物館ではなかった。戦死者の名誉と尊厳を守るための施設だ。これはこれで重要だ 

 

日本橋や銀座あたりをウロウロして思った。高架の首都高速は街の景観を相当悪くしている。次は地下に作れ。まぁ次の東京オリンピックでなんか変わるだろう。築地市場から勝鬨橋を抜け有明、台場の臨海無機質タウンへ出た。そしてレインボーブリッジを越え芝浦口から田町駅に帰還した。ざっくり山手線南半分しか走っていないのだが、古今東西、和洋折衷、高層ビルやらビーチまで見どころ盛りだくさんで意外と緑も多い。自転車で駆け回ってみると見どころ満載の魅力的な街だなぁ

 

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