2019.12.12→2020.05.31up
- GPSに求めるのは最低限の機能のみ!
- じゃスマホでもいいじゃん。なんで使わないの?
- eTrex30xとハンドルバーマウント(パチ掴まされる)を購入
- ミノウラアクセサリーホルダーSGS-300Sを追加購入
- eTrex30xを開梱
- 初期設定
- 初期フォルダのバックアップ
- OSM日本地図(英語表記)をアップロード
- 実際の使用感(サイクリング&ハイキング)
- ハイキングではジオグラフィカで相互補完させるとより幸せ
- カスタムウェイポイントを使ってみよう
GPSに求めるのは最低限の機能のみ!
僕はGPSに求めるのは地図と事前に作っておいたルート表示がメインだ。あとは現在位置の標高と時刻を表示するだけ
そもそもGarminのハンドヘルドGPSは現在位置を確認するのが主な目的だ。なので主力モデルのeTrexシリーズで十分なんだ。もちろん自転車用に設計されたGarmin Edgeシリーズがサイクリングにはベストなんだが、ちょっとごちゃごちゃ情報過多なんだよね
サイクリング経験を重ねるにつれ、アスリートよろしく数字に追われGPSの小さな画面に気を取られるよりももっと景色やその空気を楽しみたいと変化してきた。サイコンも外してしまいできればGPSもつけたくない。ただし流石に知らない土地で迷いたくないし頻繁にスマホを取り出し地図を確認するのも面倒だ。なのでマップ表示したGPSをハンドルバーに搭載できるオプションは必要
単三電池で長時間駆動というのも大きな魅力の一つだ
地図に表示されている地名がアルファベットであろうが漢字であろうがどちらでも良い。実際、地名情報は標識から得ることが多くGPSでここは何という地名だろうと確認することはないし、実際そいうい場面があればスマホを取り出しているだろう
もちろん表意文字である漢字のほうがパッと見で直感的に理解できるのだが問題は価格。日本語版が公式で¥59,800。並行輸入の英語版だと2万円強。価格差がありすぎだ
ファームウェアをイジって日本語化する方法もあるようだが、その昔iPhoneの脱獄に失敗し文鎮化させてしまった悲しい思い出があるのでもぉいいや英語版のまま使い倒すと決めた!
じゃスマホでもいいじゃん。なんで使わないの?
地図やルートを表示しておくだけならスマホでも十分だ。しかしデメリットが大きい
- 常時点灯だと電池の消耗が激しいし追加のモバイルバッテリーの装着も面倒だ。その上ごちゃごちゃして美しくない(その前に炎天下だとほどんど読めない!)
- 万が一事故ったときむき出しのスマホが壊れてしまう可能性が高い。特に単独事故だと救助要請が出来ない確率が高くなる
というわけで稼働時間と緊急通信を考えるとスマホとGPSは個別に運用しておいたほうが良いと判断している
eTrex30xとハンドルバーマウント(パチ掴まされる)を購入
なかなか日本で発売されない新しいeTrex32xと散々悩んだ挙げ句、価格が2万円を切っていたeTrex30xとハンドルバーマウントをアマゾンでポチった
ハンドルバーマウントは、左の黒いジップバッグの簡易包装。これはエコ感あり構わんのだが、梱包にもマウント本体にもどこにもGARMINのロゴがない。後から調べると純正品ではない。ま確かにアマゾンのページにも純正品とは書いてはいない。まぁでも普通は純正品と思ってポチるよな。感じ悪い
Garmin Japanの公式サイトでは取り扱いあり品番は010-11023-00だ
ちなみにヨドバシカメラだと型番がきちんと書かれているから本物なんだろう
https://www.yodobashi.com/product/100000001001007397/
ちなみに本物のパッケージはこんな感じだ。パチもんでも現状問題ないがあまり値差がないので純正品を購入しメーカーを応援したいものだ
ミノウラアクセサリーホルダーSGS-300Sを追加購入
ハンドルバーにGPSマウントをタイラップで直付けすると輪行時の車輪の脱着で自転車を逆さまにすると地面に干渉してしまう。さすがアメリカ人の設計者にはわからない文化なんだろう
SPGマウントを脱着式にしたいと思いググってみる。いいもの発見、早速ポチった
こんな感じで脱着可能になる。ただ透明の塩ビ?のスペーサーをかまさないとズレ下がってくるのがイマイチだ。説明書通りに使っている分には問題なく実用的だ。これでGPSマウント問題は一段落した
eTrex30xを開梱
売れ残りの長期滞留在庫かと思っていたら、電池を入れ起動させるとプログラムのコピーライト表示に2018とでた。ま、いいんじゃないの?
入っていたもの。実質10ページにも満たない欧州諸言語簡易マニュアル。ライセンス、安全のしおり。本体とUSBケーブル
これ初めてGarminに触るひとが使いこなすには無理ゲー
webのマニュアル発見、少しはマシだ
初期設定
マイクロSDを挿入。バッテリー端子がバネで裏抑えされ振動に強くなったような感じがする。前に使っていたGPMmap60CSxはウレタンパッドが挟まっていただけ
バッテリーの種類を充電式NiMHへ
単位系をメートル法へ
プレインストールのグローバルマップの雑な日本地図。多摩川がないよ。Araはあるのに
嬉しいのでニヤニヤしながらいじる。西ヨーロッパのトポアクティブ地図が入っていたので見てみる。これいいなぁ。日本もボッタクリ無しで対応してくれよ
パリだね
通り名もきちんと入っているよ。これ多分実用レベルだわ
初期フォルダのバックアップ
そしてPCでつないでフォルダのバックアップとキャプチャを撮っておこう
ルートフォルダ
Garminフォルダ
gmapprom.imgは西ヨーロッパの地図で必要ないので本体から削除。.sumファイルも不要
gmaptz.imgはタイムゾーン設定マップだとのこと、とりあえず残しておく
で日本地図の搭載だ
OSM日本地図(英語表記)をアップロード
Garmin英語版用OpenStreetMapの日本地図gmapsupp.imgは、tmzさんが無償配布しています。ありがとうございます!
地図配布ページ直リン
落としたzipファイルからgmapsupp.imgをデスクトップに解凍し、そのままeTrexのGarminフォルダへコピーする。で一丁上がりだ
僕の標準セットアップ、地図の詳細はLess、解像度は200mでこの表示。ごちゃごちゃせずスッキリ見やすくていいじゃん
これを120mに解像度を上げるとコンビニの場所が表示される
いい感じだね。後は保護フィルムを貼って、お守り代わりのストラップを通せば使用準備完了
実際の使用感(サイクリング&ハイキング)
- 無料のOSMでも地図の精度はサイクリングには十分実用的。ハイキングコースも網羅されておりまぁなんとかなる
- 高精細液晶になったのはいいが画面サイズは小さくなり暗くて見にくくなった。サイクリングでハンドルバーに固定だと影に入ったりすると見にくい。そのため日中でもバックライトをつけることが多い。前使っていた機種とスペックの比較をしてみたGPSMAP60CSx 3.8cm x 5.6cm 256色TFTカラーディスプレイ 160 x 240 ピクセル eTrex30x 3.5cm x 4.4cm 2.2インチ transflective, 65-K color TFT 240 x 320ピクセル
- たまに落ちる。フリーズする。残念だがこれはコンピュータ機器なら仕方ないか?でも腕時計型のGarmin ForeAthlete 230Jは安定運用できているから個体差か?それとも充電式電池が古くなってきたか
- 電池持ちは相変わらず良い!
- 僕はサイクリングコースを事前に作成してしまうので出先でのルート設定はしない。必要な場合はスマホに頼っているという運用。サイクリングルート設定についてはまだ機械任せにできる段階ではない気がするなぁ。ナビタイムの自転車ルート検索で自分の土地勘のあるところで試してみると実際には行かないよな?ってコース設定になる。これは仕方ないよな。機械の判断基準は、距離、上り下り、道幅とか数値化できる要素しかないからね。実際には、景色のいいところ、走りやすい道。車が少ない道とか寄り道したい観光ポイントとかなかなかデータベース化できないファジー要素があるからね。どういうルートを行こうかと事前によく調べて計画を練りルート設定していくのもサイクリングの楽しみだよね
ハイキングではジオグラフィカで相互補完させるとより幸せ
スマホをGPSとして運用できるというジオグラフィカを最近使い始めた。Garminを持っているので正直出番はほとんどないのだが、近くのヤマを初めてハイキングしたときにこれはありだと思った
猿投山の大岩展望台付近の表示の比較をしよう。まずはOSM、ノッペリとした地図に自分で事前に打ったPOIのみが表示されている。実際これで大岩展望台付近まで行けたのだがよくわからなかった
このアプリを思い出して、ポケットから取り出し表示してみた。Googleマップに等高線が重ねてあり情報量が飛躍的に多い!そしてヤマの森の中で水平精度がプラスマイナス5m出ている。これはありだ十分な性能だ。ただスマホは言うまでもなく電池持ちが悪い。キャッシュ機能はあるものの電波が届かないところでは心配だ。キャッシュとは一度表示した地図を自動的に保存してくれる機能だが、海外で使ったGoogleMapのキャッシュ化されたオフラインマップでの経験上、肝心なところで縮尺を変えたりするとキャッシュされていない場合があったりこれ単独で使うには若干不安がのこる。最初からあるエリアの全縮尺をオフライン地図化できれば迷わずお布施するのだが
無料での制限は保存ルート数と地図のキャッシュ容量100Mというところのみ。広告が表示されることもなく良心的な開発者だ。980円の買い切りでこれらの制限は解除される。Garminと併用ならはいまのところ無料で十分だ。もう少し助けられる場面が出てくるようであれば開発者に敬意を評してお布施しよう
カスタムウェイポイントを使ってみよう
カスタムウェイポイントとは、自分で作ったウェイポイントのアイコンのこと、BaseCampやGPS機器本体で表示できるよ。僕は基本こればかり使う
カスタムウェイポイント作成要件
作ったアイコンファイルを
BaseCampで表示する場合
Documents\My Garmin\Custom Waypoint Symbols\
GPS機器本体で表示する場合
Garmin (drive) > Garmin (directory) > CustomSymbols (directory)
へ放り込む
僕が作ったのはこれくらい。24x24のサイズに小さくした。32x32だと画面上邪魔だった。たくさんあってもメンドクサイしね。極力シンプルにして視認性を良くしたつもり。下の方に画像データ貼っておいたよ。もし必要な人がいたら使ってみてね
- スマイリーは観光ポイント
- ハートマークは休憩、宿泊場所
- リンゴは食事、コンビニ
- STOPは鉄道とか公共交通機関の駅
- 黄色の星は、峠の頂上とか節目のキロ数とか。50km,100kmとかね
- 緑色の星は、展望ポイント
後は正直あまり使わないけと作ってみた
GPS本体にファイルを保存する場合は Custom 1.bmpに名前変更してね。そうしないと正しく認識されない
Garmin (drive) > Garmin (directory) > CustomSymbols (directory)
もしこのページで紹介したカスタムアイコンを使いたければ画像を保存して使ってみてね
参考文献