銀輪日報

本と自転車旅とB級グルメ

Aftermath 2019 (191013)

  

 

 

いつになく奔流の轟音で目が覚めた。大丈夫か?朝焼けが美しい。僕は決して野次馬根性ではなくフォトグラファー魂とともにスマホを持って出かけた。夜明けの稲城大橋は多くの同業者がそれぞれの思いをカメラに収めていた。

 

 

f:id:trail7:20191013083239j:plain

あぁ多摩サイ右岸が水没

 

 

多摩川の荒々しい激流にその姉妹河川の美しく青き母なるドナウ川を思い出した。ジェンダーフリーな現代においても女性を怒らせると怖いというのはどこでも一緒なんだなぁ。最近なんでしょっちゅう数十年に一度レベルの自然災害が起きるのだろうか。容赦ない自然の脅威に無力な僕らはどうやって自然に向き合えばいいんだ?

 

 

最近国連で演説した女子高生環境活動家のグレタ・トゥーンベリ氏を正直面倒くさそうなやつだなと思っていた。しかしいつになく怒り狂う多摩川を見て、ま、彼女の怒りにも一理あるんだなぁと理解が深まった。そして自分の信念に従い国連という場で人々に訴えかけるその情熱と行動力に尊敬の念を覚えた。

 

 

賛否両論だが、情熱と行動力は尊敬だな。

 

f:id:trail7:20191013083519j:plain

いつもの優しい多摩川

 

f:id:trail7:20191013083925j:plain

今朝の多摩川

 

f:id:trail7:20191013144314j:plain

多摩サイ水没

 

f:id:trail7:20191013083544j:plain

ドナウ川ハンガリー国会議事堂

f:id:trail7:20191013083729j:plain

2016年氾濫寸前のセーヌ川で撮影活動を行う熱心なフォトグラファー達。自然の脅威はフォトグラファーを惹きつけるものがある。フランス語でラ・セーヌ、女性名詞だ。文字通り怒らせるとおっかないのだ