銀輪日報

本と自転車旅とB級グルメ

平成最後の酷道416号~大日峠~永平寺

2019.08.12 100.2km

 

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平成最期の酷道416号線、狭隘部は1車線、新規開通部でも1.5車線という国道どころか険道、死道はおろかぶっちゃけ単なる林道レベルだ。地元のセンセが頑張ったのか天下の国道などとずいぶん下駄履かせてもらったもんだ。ガードレールのない断崖路でオチタラオダブツ。車での通行はストレスフルというかはっきり言って無謀だ。実際車の往来はなく俺様専用スペシャルステージと化していた。昨日の酒が抜けておらず、もらいタバコを吸いまくって喉が痛い。吸気性能が30%落ち込んでいる。いつものことながらやけときゃ良かったと後悔を繰り返した。ゼイゼイいいながらも山林と山影で日陰となり涼しくて快適な夏の朝に感謝した。

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ゲートを抜けると新設区間が始まった。路面は滑らかでご機嫌な激坂クライムだ。黙々と漕ぎ続け標高914mの大日峠を踏んだ。峠越えの眺望は素晴らしい。記念撮影と朝食をとり勝山盆地へ降りた。

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勝山側は見通しや路面がよく珍しく高速ダウンヒルを楽しんだ。途中今日初めてのサイクリストとすれ違い挨拶を交わした。あっという間に降りてしまい九頭竜川沿いの鮎の道に入った栃原の名水タンタン清水で涼をとりこのまま帰るには早すぎるので曹洞宗大本山永平寺へ寄り道した。
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永平寺は1244年、道元禅師により座禅修行の道場として開かれた。現在も修行僧が200人日々研鑽を積んでいる実践の場だ。意外と涼しくきれいに手入れされた境内の七堂伽藍を見学した。そして意外と南蛮人が多い。クソ暑い中こんなところまでお越しいただきご苦労さんなことだ。今度来たときは一泊の修行体験「参籠」に挑戦しよう。

北陸本線丸岡12:24発の金沢行きで輪行、そして年一回の縁起物だからとカレーの市民アルバの満塁ホームランカレーを注文、炎天下疲れたためか意外にも余裕の完食でライドをシメた。

 

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