銀輪日報

本と自転車旅とB級グルメ

SS2-Isegami Tunnel & 上矢作風力発電所風の森展望台

電光標識には冬タイヤの装着の注意。いやーすっかり晩秋だ。気温6度。R153信州街道で奥三河を目指す。この時期の大人気アトラクション、紅葉の香嵐渓てまえ2キロから渋滞発生。まだ7時過ぎだぜ。この時間から近隣の駐車場は満車。すごいな。ちょうど紅葉真っ盛りでございました。せっかくなのでちょっと散策して出発

 

 

R153を東上。ステキな里山風景の割に相変わらず交通量多め。集落ごとに旧道があるのに気づき、バイパス化している飯田街道を外れ丁寧にたどってみる。たまたま見つけた大鷲院の山門に魅せられる。訪れるものもなく、俺様専用。ぶっちゃけインスタ映えの観光地の香嵐渓よりステキな感じがする。ワビサビってやつ?

 

 

オフィシャルビデオゲームを買うくらいにはヲタだけど、先週世界ラリー選手権会場となった伊世賀美隧道を通ってみる。レース中霧が出たり、車が燃えたりゲキヤバ心霊スポットとして恐れられたんだって。ただだいたいどこのトンネルもその地域のゲキヤバ心霊スポットと呼ばれるし全然怖くねえ。ホントのゲキヤバトンネルは途中で曲がっていて出口が見えなく漆黒のトンネル。平衡感覚がマジ狂う。伊世賀美隧道は出口は見えないものの照明があり楽勝な部類だ

 

 

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13000円もするチケットがすぐ売り切れになった大人気イベントだったが、道端で目と鼻の先を景気よく土埃を巻き上げかっ飛んでいくラリーカーを観戦したり、ひっくり返った車を大喜びで起こしに行くことなんてできるわけでなく仕切られた安全エリアでお行儀よく観戦しなきゃなんないみたい。5000円くらいだったらいいけど、数年様子見しよう

 

全然活気のないけど、昔はそれなりの街だったんだろうなぁと面影の残る稲武商店街をぬけ、ピーカンの空に紅葉美しく映える名倉川沿いに下り基調のR257をドローンの町、上矢作町まで快走する。このルートいいわ

 

11時過ぎにたまごや喫茶らんらんにピットイン。おすすめメニューのオムライスで、ポパイなるものを注文。トーゼン大盛り。オムライスにほうれん草とベーコンのクリームソースをかけたものだ。サービスで提供されたゆで卵2個を手持ち無沙汰に食べたあと、このクリームソースは重たい。お腹いっぱいで食後のコーヒーが注文できない。やっべ、この後メインイベントのヒルクライムなんだけど動けねーとか思いながら、ぽかぽかのテラス席でウダウダした。

 

上矢作の集落をぬけ、ヒルクライムに取り付く。スペックは13キロで獲得標高900m。好みのタイプの1.5車線林道で、しかも行き止まりのピストン林道だから余計な交通量なし。ステキ。序盤からグイグイ高度を上げていく仕様。Tシャツ短パンでゼイゼイいいながら自転車を漕ぐことに集中する。食べ過ぎのオムライス消化しつつヒルクライムって負担かかるなぁ

 

暗井沢という名前だけに最初は眺望なし。高度800メートルを越えてくると、羽田~西日本航路を飛ぶジェット機の騒音が遠く聞こえてくる。だんだんと木々の間から青空が見えてきた。これ稜線が近い。のぼったなぁ。上矢作風力発電所は13機の風車からなる発電所で出力9.2Kw。原発の110分の1。映画のような風景は非常にステキなんだが、環境負荷的にどうよ、グレタさん?とやや疑義が生じだ。ちょっと気になって調べてみたらこのヒルクライムでの俺様の生み出した出力は300W。原発の330万分の1。偉そうなこと言ってゴメン。そんでもなんだかんだで風の森展望台からの眺めはサイコー。遠く猿投山が見えるし、先月行った愛知最高峰茶臼山と萩太郎山も見える。1080°の展望。また来ようっと

 

 

全レイヤー着込み下りの準備。二輪車殺しの斜めに切られた溝にしかもグレーチングない箇所が3つくらいあったから慎重に下る。上矢作から岩村の町まで登り返す。あつくなってレイヤリング調整。メンドクセ。これって言ったもん勝ちじゃないと思う農村景観日本一の岩村の町からは恵那駅までゴキゲンルートなのだが、路面にグレービング処理されており走りにくい。ヤメテ。しかもトンネル3つ。下り基調だったから良かったけど、上りは無理ゲー

 

もう何回か使っている恵那駅到着。快速名古屋行きに乗り込んだ。良い一日でございました。夕暮れの車窓を眺めながら、今日のライドで中山道・東濃エリアの攻略は一通りできたかな?と充実感を覚えた。今後のテーマの一つとしてRail&Bikeでも秘境な奥三河・南信エリアの攻略を進めよう

 

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