銀輪日報

本と自転車旅とB級グルメ

土木学会選奨土木遺産、東洋のパナマ運河松重閘門

昨日は猛暑日で引きこもっていたので思いつきでサタデーナイトスペシャルと称して晩飯食って19時30分よりナイトライドへ出撃。猛暑日の熱気がムワッと残り、スマホゾンビやら無灯火自転車やら結構ケイオス。ドライバーの皆様は伝統芸能の名古屋走りで家路を急いでいてあぶねえ。歩道や路面の凹凸や車止めポールが見づらくこれまた危険

 

調べてみると17~19時台の交通事故が突出していて、日没後1時間が一番死亡事故多いんだって。ナイトライドは交通事故の加害者にも被害者にもなりそうで、そして自損事故も起こしそうな魔の時間帯だな。触らぬ神に祟りなし。ナイトライドは自粛だ。だったら思いっきり早起きしたほうがいいね

 


頑張って4時半過ぎに出発できた。空気がヒンヤリ気持ち良い。やっぱチャリは朝活だね。ダルいけど

 

東山通りから、庄内川を水源とし名古屋城を通り伊勢湾まで流れる堀川沿いへ。1610年、あま市出身の福島正則公により開削。その後、イチャモンつけられ左遷され、失意の中になくなったとのこと。まぁ、でも名古屋発展の礎・福島正則公とりっぱな銅像まであって立派なことでございますなぁと合掌。ふと多摩サイゴール羽村取水堰にある玉川兄弟を思い出したぞ。昭和30年代のモータリゼーションでトラック輸送が普及するまでは国際貿易港の名古屋港と市内への水運で賑わったとのことだが現在はちょっとドブ川感が味わい深い…。

 

 

そして本日のお楽しみ土木学会選奨土木遺産の東洋のパナマ運河松重閘門へ。1932年に営業開始、1976年に使用停止された東洋の貴婦人と呼ばれた塔が美しい建築物だ。由緒書には「東洋一の大運河」と煽っているけど実際に行ってみるとそのイメージより相当ショボ。昔上海に住んでいた頃、観光に行った蘇州に歴代皇帝の土木事業で黄河と悠久の長江を結ぶ大運河あったよな。なんか万里の長城と並ぶ中国の土木事業だぜい!と自慢してたの覚えてた。ぐぐってみたら京杭大運河つうんだって。その長さ2500km!しかし地図をよく見てみるとそんなめんどくさいことせんでも天津から上海まで海上輸送すりゃいいじゃん。てな気もするけど当時は国家を上げた大プロジェクトだったんだろうな

 

 

まぁでも地元の人達が大切にしている建築物をディスる野暮なことはせずありがたやと合掌しておいた。

 

そのままいつものようにガーデンふ頭まで行って折り返す。あれっ?曇り予報だったのに晴れてきたよ?気温がぐんぐん上がる、もう梅雨明けなのか?今日も猛暑日になるのかなぁと思いながら7時半過ぎに帰着。喉が渇いたので朝からペットボトル入りの高級ワインをいただきながら昨日のナイトライドを中止してスーパーで買ってきたおつとめ品のバゲットをかじりながらウダウダしてたら雨が降ってきたよ。すずしくてこれまた善し

 

南極観測船ふじのプロペラシャフト(直径4900mm, 長さ11.5メートル 47.5トン)