銀輪日報

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東京緑2-金沢1 (190319) No Verdy, No life

開幕2連敗、得点ゼロ。勝てる気がしない。昨年まで香港代表という冴えないチームを率いていたイングランドご出身のギャリージョンホワイト監督の苦悩は続いた

 

昨シーズン、プレーオフ最後まで粘ってあと一勝でJ1昇格まで届いた奇跡のメンバーは、監督含めてここぞとばかりにごっそり抜けてしまい、お茶の出し殻のようなチームになってしまった。 行くのやめようかと散々迷った挙句、やっぱり味スタへ馳せ参じた

 

ホーム開幕戦だけにただ券ばら撒きまくり、スポンサーがタオルマフラー配りまくっての大盤振る舞い。にわかサポーターで入場ゲートに長蛇の列だ! ゲート前でスマホにちまちまデータ打ち込みQRチケットの購入手続きしている時にふと気が迷いアウェイ席を購入した。対戦相手は金沢、こちらも未勝利。どうせ勝てないし、多分スコアレスドローのつまんねえ試合で引き分けてお茶を濁して終わりだろう。だったらアウェイに加勢してやろう

 

初めてのアウェイ席はガチな金沢サポーター30人以外は人もまばらで俺様状態。今シーズンも相変わらず閑古鳥なく味の素スカスカスタジアムだ。 試合開始早々金沢が先制点、いつもならこのまま応援虚しく試合終了。お通夜状態で帰るか、暴動寸前のサポーターのブーイングで荒れるか。どちらにしてもバッドエンドで後味の悪い週末になる訳だがすぐに林君がネットに突き刺さる爽快感あるゴールで追いついた

 

前半終了間際、こぼれ球に食らいついてまたまた林君がゴールを決めた。思わずガッツポーズだ。ところで、お前去年いなかったよな、誰? 後半の金沢の猛攻をまぐれで奇跡的に防ぎきった。試合終了の笛とともに味スタは湧いた。インタビューで林君は初勝利嬉しいッス。諦めずに追いかけたら決勝点決められました!と爽やかな奴だ

 

アウェイの占有率5%未満のスカスカゴール裏席でゆったりと長駆馳せ参じたコアのアウェイ親衛隊による聞き慣れないチャントを無視してホームを応援するのは新鮮な感覚だった。新しい楽しみ方を見つけた

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