銀輪日報

本と自転車旅とB級グルメ

Bike&Bird 牧野ヶ池緑地野鳥観察会

月齢22.7の下弦の月がピーカンの青空をバックにおぼろげに浮かんでいる。美しゅうございますなぁ。勝手気ままに姿を変えたり、出入り時刻を変えてみたり何考えているかよくわからん。なんとなくお月様って女性的だねと気になって調べてみたらロマンス諸語では月はやっぱり女性名詞だ。興味深いことにゲルマン語では反対。ここでも仲悪りい。よく考察してみるとロマンス語が分布している南欧ではピーカンの太陽が熱々と照りつけ、月が優しく感じるのだろう。そして北欧のドイツではお天道様がぽかぽか優しく包んでくれるイメージで女性名詞なのかな?とおもったら砂漠のアラビア語でも太陽は女性名詞なんだね。文化によって捉え方が違うんだなぁ。

 

と例によってどうでもいい事考えながらチャリンコころがし三回目の探鳥会へ。本日のフィールドは牧野池緑地。冬のトレイルに羽織ってきたドイツ連邦軍のフレクター迷彩がよく周囲に溶け込んでかくれんぼしたら最強だね

 

牧野ヶ池緑地、野鳥観察ミニブックと題されたカラー印刷された小冊子をいただきありがたや。大切に使わせていただきますと思ったが解像度悪すぎてようわからん。持ってきた探す、出会う、楽しむ身近な野鳥の観察図鑑、ISBN978-4-8163-7167-7が使いやすい。これいいな。

 

本日はお天気ようございましたが、種類・数ともに観察できたものは多くない。池にプカプカしているカモさん系。浅瀬や木に止まってのんびりしているサギさん系。そんでもって大空を舞うタカ目のミサゴさんが本日のメダマでございました。空を見上げてあれなんだろ?と久々に良い気分転換になりました

 

 

早めに終わってしまいシメの鳥合わせでは29種の観察記録。俺がわかったのは5種類くらい。野鳥観察は視覚と聴覚が大切なんだな。鳴き声がさっぱりわからんね。この牧野池緑地は都市公園のためかやっぱ空が狭い。公園内の小鳥さんをちまちまみるのも悪くないけど、ズルして上昇気流に乗ってくるくると大空を舞うタカの渡りがなんかいいかんじだね。いろいろ回ってみようっと

 

家で留守番しているヨメさんよりメッセージが、KFCでランチ買ってきてね♡と。期間限定の辛口黒胡椒ブラックホットチキンを購入し家路についた。KFCのホームページでは生後38日前後の中雛のみを厳選して素材をこだわりぬいているとのこと。バードウォッチングの後に鶏肉ってなんか複雑だなぁとか思いながら結局僕も美味しく頂いた。大空に羽ばたくことなく終わった短い命を頂いて生かさせていただいているんだ。ありがたや。合掌。よくかんでいただいた

 

欧州委員会で検討されている家畜福祉政策についてちょっと気になりはじめたぞ。なんか賛同したい気持ちもわかるわ

 

そんなことをヨメさんと語らいながら今度名古屋水族館に行ったあとその足で美味しいスシ食いに行こうぜと約束した。あいかわらず人生は矛盾に満ちている。謙虚にありがたやと手を合わせ生きていくのだ