銀輪日報

本と自転車旅とB級グルメ

尾張最高峰本宮山冬季登頂

農閑期の尾張平野を突き抜ける広域緑道を15ノットで北上。ニューバランスのウインドブレーカーと、素人さんの俺は禁断のヒートテックのインナーを着用。ペラペラの薄皮なんだけどずいぶん暖かくなるね

 

 

青空のもとふらふらと一時間半ほど自転車をコロがして尾張二宮大縣(おおあがた)神社着。境内をウロウロしているとおみくじを結ぶ紐に赤い布が結ばれている。なんじゃこりゃ?と調べてみると難追布(なおいぎれ)っていうんだって。細長い布を半分から裂いて、半分は神社(神様に)半分は自分でお守りと一緒に1年間持つんだそうな。なんか、奈良時代の西暦767年、悪疫退散の祈祷が起源の国府宮はだか祭(儺追神事)で神男が祈祷してもらい引き裂いて配るお守り的なありがたい布切れなんだとさ。面白うこざいますなぁ。このはだか祭りを画像検索してみると激混みじゃん!これゼッテー濃厚接触だろ。しかもふんどし一丁のおっさんたちの大群と。こんなの全力疾走でパスして六本木のエロい白人姐さんのセクシーダンスを拝ませていただくほうがよっぽど健康的だぜ

 

 

境内を進んでいくと奥宮への登山道へつながる。空気のきれいな静かなトレイルで気持ちようございます。30分ほどで292.9メートルの尾張最高峰本宮山山頂を踏んだ。遠く御嶽山が幻想的に浮かび上がるものの天気が良すぎかつ、無風で空気がかすんでしまい中央アルプス伊吹山、養老山地は観測できない。18マイル向こうのメー駅周辺の摩天楼がかろうじて霞んで見えるくらいだ。それでもぽかぽか陽気のお天道様のもとのんびりとゼッケーを楽しませていただいた

帰り道もまたのんびりとアップビートジャズを楽しみながらトボトボ散策。Jazz&Hikeっていい感じじゃん?山頂の雑談で教えてもらった尾張信貴山もふませていただく。ここもまた結構なゼッケーでございますなあ。毘沙門天の使いであるムカデは発見できず。また来りゃいいや。家に帰って国土地理院の地形図を眺めていると信貴山駐車場標高170メートルまでヒルクライムが楽しめるようだ。次はここからセメようっと。また来る理由が増えたぜ

 

 

例によって想定より遅くなり昼飯食べて帰ることにした。名古屋めしでぐぐってみると元祖台湾まぜそばはなびのお店が近い。食べたことないしせっかくだから行ってみた。店の前には5,6人並んでいてなかなかの人気店のようだ。食券制でシグニチャーメニューの元祖!台湾まぜそば。950円也。と台湾まぜそばのシメにおすすめのマジウマ、とんでもなくおすすめのネギメシ(350円)を注文。待っている間に美味しい食べ方の作法の案内を読み込む

10分ほどして着丼。うどんみたいな太麺に、ひき肉、ネギ、ニラ、刻み海苔、にんにく、かつお粉末が盛りつけられておりグチャグチャ十分にかき混ぜワシワシと一心不乱にいただくのがお作法とのこと。正直あまり食欲をそそらないけど美味かったら自分でつくろうととりあえず写真撮影。グチャグチャかき混ぜると品のいい料理ではございません。さて、そのお味は。しょっぱいかつ鷹の爪の辛さが突き刺さりお味にコクや旨味がまったくございません。うーむ。これって正直まずい。醤油、魚だしベースのタレがまた油っこく気持ちわりい。おすすめのネギメシも、刻み海苔にネギ、にんにく、唐辛子に、ゴマ油で味付けしたケミカルなテイスト・・・。

 

まずいという味覚による自然な防衛反応を無視して結局完食したものの帰り道胃もたれで気持ちわりい。ライド飯にはあかんなと思いながらふらふらと家路についた。不幸中の幸いにも軽いお散歩ライドでなんとか帰宅、夜までげっぷ出まくりで気持ち悪いままの一日でございました。まずいと思ったら無理せず残す方がいいなという教訓を得た。ライドグルメはまぜそば系はやめようっと

 

 

失敗もまた経験のうちでございますなぁ。とさっぱりと紅茶をいただきながらめずらしく凹み気味のライドを振り返った