銀輪日報

本と自転車旅とB級グルメ

Maps.meでサイクリングの巻(ほぼ決定版2022版)

2021.11.17→2022.10.27更新

 

ガーミンを売っぱらってハンドルバーのデジタルデトックスを始めて早や2ヶ月もう1年強。もうこのままでいいや。初めての土地への輪行での遠征もこなした。ついつい目が行ってしまう目障りな小さな液晶画面から開放され走りや景色に集中できるようになった。道路標識や地形や雰囲気を頼りにナビゲーションし、道に迷ったときは立ちどまってショルダーストラップにくくりつけたスマホを取り出しルートを確認する。まぁなんとかなるし新鮮かつちょっと楽しい

 

それでも僕は事前に見どころやルートを調査しガッチリサイクリングコースを作成し万全の準備をしてそれをなぞるタイプ。トラックをGPS機器に表示しそれを見ながらトレースしていくのは効率がいいのだが若干作業感を感じはじめたのがデジタルデトックスの理由だ。知らない土地を直感も活用してクロスバイクらしいのんびりと自転車旅したくなったのだ。このデジタルデトックスはいい感じで続いていてもうハンドルバーにくくりつける自転車ナビやサイコンはうるさくて卒業な感じ。実際道間違えることもあるけれどもそれはそれで自転車旅の味わいだと思えるようになった。とはいえ腕にはForeAthlete230Jを巻いてライドの記録は続けている。これはまだ卒業できないなぁ

 

メリット

・小さな液晶画面から開放され景色に集中できるようになった

・荷物が一つ(GPS機器とハンドルバー取り付けホルダー)が減った

 特に輪行時の準備工程が一つ減った

デメリット

・ライドのペース設定が難しく平均スピードが遅くなった

・ルート確認で立ち止まりスマホを確認する工程が増えた

 (田舎道の分岐や市街地など)

 

試行錯誤の末、今の僕にあったやり方をまとめてみた

・ルートや見どころは事前調査したうえでサイクリングコースを作成しておきたい

・ただしルートを100%なぞることには固執せずある程度直感に任せる

・道間違えたなと思ったらコースを確認して自力でリルート

・地元のグルメ(定食屋/食堂でグーグルマップを検索するといい感じ)は事前に調べておいてマーキングしておく

輪行時は大きなターミナル駅は避け、なるべく小さな駅で発着する

・複数のサイクリングコースの位置関係を把握して地理を覚えていきたいので一覧性がほしい

・観光や休憩コミコミ、グロスで15km/時でコース設定が基本

 

以下の手順でまとめていくと僕の理想に近くなったよ

 

コース作成RidewithGPS。kmlで吐き出し

  ・メインルートは赤(距離はルート名の最後に括弧書き)

  ・補助/敗退ルートはオレンジ

kmlGoogleマイマップへ取り込みPOI追加し、マップをkmlで吐き出し

 POIは

  ・駅(ピンの色は青)

  ・休憩ポイント、コンビニ、レストラン・食堂、温泉など(緑)

   特に田舎や山岳コースは事前に補給ポイントの選択肢を事前調査要

  ・観光ポイント(デフォルトの赤)

  ・峠(紫)。POI名の最後に標高を括弧書きしておく

メールアプリでスマホに送り、maps.meへコース(ルートとPOI)を取り込み

  ・必要に応じてmaps.meのPOIピンの色を変更しておく

 

アウトプットはこんな感じ。

 

今回は木曽福島駅開田高原飛騨小坂もしくは下呂駅の輪行旅の計画だ。特に田舎は電車本数が少ない。今回の帰りの高山線は2時間に一本。時刻表はメモしておいた方がいい。でも間に合わずぼーっと待っているくらいならば進めるだけ進みたいよね。飛騨小坂下呂駅は22キロ。1時間半もあれば十分なので暇するくらいなら自転車に乗ろうという計画だ

 

 

 

①コース作成はRidewithGPSでkmlで吐き出し

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②グーグルマイマップにインポートして、POIを追加して保存する。レイヤごとに一つのコースにまとめるのが良い感じだよ、下の方に多摩地区のリンクをつけているので参考にしてみて、これをレイヤごとにkmlでエクスポートしてmap.meへ転送する

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③maps.meに取り込むとこんな感じに表示されるよ

 POIはデフォルトでピンの色がすべて赤になってしまうので、グルメや駅とかは手作業で色を変えたほうがわかりやすいね。一つずつ取り込む手間はあるが右のようにブックマークを表示、非表示切り替えられて便利だよ。ポケットの中に自分だけのサイクリングガイドが完成だ。隣接するサイクリングコースを複数表示しておいて気分や体力に合わせてつなげてみるのも幅が広がって楽しいよね

 

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参考までに多摩サイから行ける裏尾根幹、小山田周回、尾根幹ルートそして愛宕山周回コースをまとめてみたよ。地図にルートの線が引いてあって、オススメのスポットが登録されている。これぞサイクリングガイドだ。

 

一つのマイマップにレイヤーは10枚までだから地域ごとにまとめたほうがいいね。名古屋地区は完成したらまた都度公開していくよ

 

www.google.com

 

ハンドルバーにスマホを装着する気はないけどミノウラからスマホホルダーが発売されたね。レビューもいいし買うとすればこれに決まりかな。スマホをハンドルバーにマウントするとカメラの手ブレ補正機構がおかしくなるようだから悩むところだね。僕はショルダーストラップのポーチに入れて運用しようっと

 

www.minoura.jp

 

 

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木曽のブルックリン・ブリッジ、桃介橋だ

 

オフラインで管理するならBaseCampだけどマイマップのほうが見やすく便利だね。メモ代わりにリンクだけ張っておこう。ガーミンマップからはとうとう卒業か

 

www.garmin.com

 

本当はスマホだけで完結できるのが理想だが現状無料でやろうとすると難しいね。この手のことは出来たら無料でやりたいしね