『春分、秋分の正午ごろ、天から虹が舞い降ります』と塔の真下に彫り込まれていてここに七色の光が映り込むように思わせぶりに彫り込んであり、みんな同じように期待していて正午ごろは30人ほど並ぶくらい盛況。11:30~12:30までスタンバイしても光が降りてくることはついになかった
なんだよそれ?と思いながらググってみても虹の撮影に成功した写真はほぼなし
こんな絶好の日に見えないなんてポンコツだなぁ。どういう条件だったら見えるんだよ?
あきらめてなんとなく猫洞通の坂道をビューンって下ってみた。地下鉄本山駅周辺は都会でブルジョアジーな雰囲気。意識高い系オサレカフェとかね。プッ。オレはワーキングプアだから駅前のマックスバリュのインチキビールでも買って帰ろうかと思っていたけどなんとなく城山八幡宮へ思いつきで寄ってみた。とりあえず二拝二拍手一拝し公式参拝を終わらせ手持ち無沙汰にウロウロしているとピンク色の紙に『恋の三社めぐり、スタンプ台紙』なるものを発見!
なんじゃこりゃ?と読んでみると加盟する3神社のスタンプを集めると記念品と恋愛運上昇印をいただけ、願い文は神前に奉納されるというありがたい企画だ。スタンプは一回100円。コーヒー一杯の値段で恋愛運が上昇するコスパ抜群の恋の神様をめぐる縁結び、良縁祈願、恋愛成就の旅だ。
想像するにターゲティングはT1、F1、F2層だから、ハナから相手にされていないと思われるオレが企画に乗ってスタンプ集めまわるとキモいおっさんが何やっとんじゃと思われるだけだと自粛するけどとりあえず回ってみることにした。ここ城山八幡宮のパワースポットは『連理木』アベマキという木が、地上3mで二つに別れ、6mで再び一つになるという、一つの枝が他の枝と連なり再び木目が合一したもので、古来より「連理の契り、連理の枕」などと例えられ、男女の深いつながり、和合の象徴として、縁結び・良縁祈願・夫婦円満の御神木として信仰されているということだ。わぉ、知らんかったよ。こういうことあるんだね。勉強になります
はい、次っ。高牟神社、たかむじんじゃ。今池駅近く。例によって俺様専用かと思っていたらひっきりなしに参拝客がやってくる意外と人気の場所だ。営業開始は西暦131年となかなかの老舗。境内の井戸から清水が湧き出しており「古井(恋)の水」と呼びこの水を飲むと恋がうまれるとか長寿の水とか効能が謳われ名水百選のありがたい水なのだ。なかなかやるじゃん
そして最後は名古屋三大天神の山田天満宮の寄り添い石。境内の御嶽神社にお祀りされる大己貴命(おおなむちのみこと)は悪縁を断ち切り、良縁に導く神様として信仰されている。縁とは、恋愛だけでなく、人生全てにおける様々なつながりやできごとを意味する。誰もが迷いなく良縁に導かれるようみまもる「寄り添い石」を撫で、恋の導きをお祈りするのが作法だ
こういうの言ったもん勝ちだよねと半ば期待していなかったけど、小さな発見の旅でもありよい時間の過ごし方でございました
旅のアルバム