銀輪日報

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チプカシF-91Wの電池交換してみた。中身も突き詰められた美しい設計です!

1989年発売の大ベストセラーF-91W。抜群の信頼性を誇る伝説の数々。CR2016電池が余っていたので電池交換してみました

 

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バンドを止めるピンは圧入式なので時計を裏返しの状態で左からゼムクリップなどの針金で押し出してください。で精密ドライバーで4本のネジを外すと次の写真の状態になります。白いのはムーブメントに貼られていた絶縁テープです。慎重に剥がして再利用しましょう。ケースにはゴムパッキンがついています。再組立時にキチンと位置が合うように気をつけましょうね

 

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ムーブメントの金属カバーはツメ4箇所で固定されています。爪楊枝で慎重に外していきましょう

 

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はい、電池が見えてきました。これを交換して再組み立てすれば簡単なお仕事です。

 

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折角なのでもうもう一段ばらしてみますというか基板を外してみます。とくにネジ留めとかされているわけではありません。本体側にはLCDとゴムコネクタが見えてきました。ベアチップ実装されたICと右下に銀色の水晶振動子、電子ブザーが確認できます。部品点数がすごい少ない。セラコン3つ、抵抗1、水晶振動子1、ブザー1、ベアチップ実装IC1、裏面に電池用端子1と、電池固定用の両面テープ。わお。すごいシンプル。これは信頼性高いわ。経年劣化で壊れるとするとはんだ接合部?。もう変えようがないほど突き詰められた美しい設計ですね。さすがベストセラー

 

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キレイに清掃して再組み立てしました。まだまだ使えそうですね。