銀輪日報

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異音解消の旅→まさかのQRの緩みだった! 210402

僕らの愛するマウンテンバイクはなかなかの気むずかしがり屋。不調があるとすぐに音を上げ、ギシギシ・ガタガタ言い出す。ま、ギリギリまで頑張って遠征先でいきなりトラブって立ち往生するよりはずっとマシだ

 

7年お付き合いしている僕のポンコツマウンテンバイクも最近不調ギシギシ泣いてる。1年位キチンとオーバーホールしてないからBB周りかな?まずは自己診断

 

①立ち漕ぎでもギシギシするか確認。解消する場合→シートおよびシートポスト周り。しない場合は次へ
②ペダルを回さず空転させて進んで解消するか。解消する場合→ドライブトレイン周り。
③タイヤの回転に合わせて周期的に泣くか。Yesの場合→ハブもしくはブレーキシュー、ホイール周り、異物かなにか接触していないか
④手放し運転してみて解消するか。→ハンドル周り、ステム、コラム、フォーク

 

ドライブトレイン系の異音が疑わしい場合
⑤右ペダル、左ペダル片側ずつ力を入れてみる→ペダル軸周りの可能性
⑥立ち漕ぎでフレームをしならせるよう荷重・抜重してみる→フレームもしくはBB周りの可能性

 

 

ここまでやってアタリをつけてから作業に入ろう。今回の場合は②ドライブトレイン周りが怪しい、⑤⑥は特に問題なさそ

 

音の出方からやっぱクランク周り?最近かまってなかったからなぁ。

 

異音解消の作業は、分解。清掃。外観観察。潤滑剤塗布。再組付けの工程の繰り返しだ。まずはペダル軸をクランクから外して再組付け→問題ない

 

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チェーン噛み込み跡が痛々しい。オリジナルのSRサンツアー製クソチェーンリングのせい

 

 

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シマノ製ペダル軸はトラブったことはないが、クランクとの取り付け部分で異音を見つけたことがあるので、取り外し、清掃、再組付け

 


じゃ、めんどくさいけどクランクを確認する。確認ポイントは左クランクの緩みがあったか。チェーンリングの取り付けボルトの緩みがないか→大丈夫そうだ

 

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緩んでないかチェック。トルク管理はヤマカン!


しゃーないここまでやったしBBも外しとくか。BBとフレームのBB取り付け穴、ネジ部清掃。一応フレームのBB周りにクラックが発生していないか目視しておこう

 

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応力がかかる最重要ポイントだからね。大切に、丁寧に扱おう!

 

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樹脂の回転部とアルミのハウジング部の隙間に根気よくグリースを塗り込んでいく。異音解消しますように。気が済むまで塗り込んでください

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そういえばシマノ謹製プレミアムグリスが緑→茶色に変色しているぞ!劣化しちゃったなぁ。50gでも使い切れないね

 


BBの隙間に異音解消の願いを込めてグリースを気が済むまで塗り込む。ネジ部にグリスアップしながら再組付け。

 

 

期待に胸を膨らませペダルを踏み込む、ギシギシ、ギシギシ。うーむ。残念。時間がかかりそうだ。そういえば最近プーリー変えたよな?見てみよう大丈夫そうだけどなぁ。

 

 

 

 



最近輪行していなくいじってないけどQRも見とくか?ディレイラーハンガーなんかゆるいな。ちょっと締めとこ→解消!

 


なんだよ。ここまで90分。遠回りしたけど、結局はQRの緩み?異音の出どころの特定は難しいもんだな。まぁでも異音解消して気分よくサイクリングできることが何よりも重要。めんどくさくて放置してたクランク周りのグリスアップも実施して安心して新しい季節に漕ぎ出せるね!

 

 

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今回はここでした!お疲れさまでした。