パリの地下鉄路線図は非常に見にくい。久しぶりにオレは色弱であることを思い起こした。普段殆ど意識することがないのは、配色時に色覚異常者への配慮もされているんだろうなぁ。おしゃれさんのデザイン先進国にしてはわきが甘いぜ。
地下鉄に乗り込むと、迷彩服にごつい突撃銃をぶら下げたその筋のアンちゃんが周囲を威圧していた。なんかあったのかとちょっとビビった。ばかでかい軍事博物館は制服や拳銃、ライフル、迫撃砲などの小型歩兵武器がメインだった。ナポレオン廟もこれまたばかでかく、英雄が眠るにふさわしい巨大建造物だ。
帰りの地下鉄ではおっちゃんがなにやら演説を始めたり、乞食が小銭をせびりにきたり、ギター弾きが歌い始めたりとなかなか自由気ままに好き勝手な雰囲気だ。その自由を担保するための必要悪として戦いの歴史があり、そしていまでも軍事力、武力が必要なんだろうなぁ。と哲学的におもいをめぐらせながらどんよりとした雨空のもとトボトボと宿へ向かった。
軍事博物館(パリ) - 日本語
https://www.musee-armee.fr/jp/home.html
軍事博物館(パリ) - 所在地