1919年フランス陸軍のフォール大佐を招聘し黎明期の航空技術の教えを受けた所沢陸軍飛行学校の跡地に建つ所沢航空発祥記念館。開館より20数年の月日が流れいい感じに枯れた施設だ。僕のようなニワカはまったくおらずのんびりと思うがままに展示物を鑑賞できる。
たまたま開催されていたワークショップに参加した。厚紙でブーメランを作った。お姉さん曰く『ブーメランもプロペラも原理はおんなじですよ。難しいことはわかんないけど。』という肩の力の抜けた優しい感じが好印象だ。冷静に考えるとコパアメリカの対合衆国戦でメッシがキメた神業フリーキックが曲がるのも、バカでかいエアバスのA380が宙に舞い上がるのも一緒な理論だ。
開館時期が古いのもあるのだろうが安易にマルチメディアに頼らず実機や模型中心の展示に加え丁寧で質の高いパネル解説はなかなか見ごたえがあり、訪れる価値のある博物館といえよう。ただ併設の大型映像館での上映展示はなぜか航空業界とはまったくカンケーねー、「深海の巨大モンスター『ダイオウイカ』」。企画担当者もネタが尽きたのだろうか。これだけはいただけない。
質は高いがコンパクトで滞在時間はゆっくり回って1〜1.5時間。多摩湖CRもしくは入間川CRと組み合わせて休憩兼ねてのコース設定がおススメだ。
ルート
https://www.strava.com/routes/21558715
所在地(Google Map)