銀輪日報

本と自転車旅とB級グルメ

ジンスハイム自動車技術博物館 ドイツ連邦共和国 (181110)

自動車、戦車、トラック、航空機、バス、迫撃砲、チャリ、大型プレス、旋盤、自動オルガン、バイク、潜水艦、コンコルドまぼろしのツポレフTu-144まで節操なく好奇心のおもむくままかき集めたお宝が満載のおもちゃ箱のような私設博物館。圧縮陳列で博物館業界のドンキホーテだ。次は何が出てくるんだろうかと楽しい場所だ。世界広しといえども、コンコルドとtu-144が一枚の写真に収められる場所はここだけだ

 

sinsheim.technik-museum.de

 

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その後室内カート場へ、重ハンのガチカートでぶっちぎりのビリ。スピード狂のドイツ人を思い知った

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www.fahrwerk.de

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インテル1-ローマ0 (151031)

9万人収容のサンレモスタジオはインテルファンで埋め尽くされていた

 

切符売り場でお前はどの席が欲しいんだ。と問われオレは、当然ホーム側に決まってんだろインテル側ね、とお願いしても、なに言ってんだお前、はあ?となかなか通じない意味がわかった。スタジアム全部がホーム側の応援席なんだ

 

試合前には応援歌が流れ大合唱が始まった。イタリアトップリーグ阪神巨人戦、しかも首位争いと来ればさぞかしすごい試合が観られるんだろうなと期待に胸が高まった

 

前半30分にこぼれ球を押し込んでインテルが先制するも、両チームなかなか決定機が作れずそのまま試合終了。う~むイマイチ盛り上がりに欠ける試合だった。泣く子も黙るセリエ・アーもこの程度なのか

 

それでも競技場は大興奮。単にパスカットしてボール奪っただけでも大喝采。キーパーが好プレーでファインセーブした暁には皆立ち上がってガッツポーズを決めまくる。感度ビンビンで大盛り上がりだぜ。 しかし皆バラバラで応援に一体感と攻守に応じた流れがないのだ。試合終了後も選手はサポーターに挨拶もなくさっさと引き揚げてしまった。弱小と言えども東京ヴェルディを応援した方がよっぽど面白いぞ。なかなか勝てないけど、勝利のラインダンスが楽しみだからな

 

そんな話を約束の時間に20分ほど遅れてきたタクシードライバーセルジオ君が運転する車の中で話してみると。セルジオ君は募る想いを一気に捲し立てた

 

そうなんだよダンナ。いまのイタリアサッカーはつまんねえんだよ。フロントは金に物言わせて人集めてくるけど、有名なんだが旬の過ぎたジジーが引退前に大金つかみにくるだけなんだよな。選手にチームへの誇りとハングリー精神がねえんだよ。オレはACミランが根っから好きで毎週欠かさず応援に行っていたが、黄金時代は2007シーズンで終わった。クラブで育った選手の世代交代に失敗しいまは海外から大枚はたいて集めてきた選手が7割。そんなやつらがクラブに誇りを持てるわけないだろ?地元の選手をキチンと時間をかけて育てなくなってしまったんだ。八百長とか、金の絡むスキャンダルだらけ、だからもうテレビでしかみないよ

 

そんな彼は、週末地元のカトリック教会のチームでサッカーを楽しんでいる。週一回一時間ほど練習し地元のリーグが終われば、皆でバーベキュー。なかなか楽しそうだ。でも、神を冒涜する発言なんかすると一発でレッドカードだから教会リーグなりの気苦労があるようだ

 

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あっ、長友選手!

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かっこいいなぁ

 

アツイチ!渥美半島一周ライド (201114)

夜明け前の東山通りをマッハ4で金山駅を目指す。途中すき家のまぜのっけ朝食をいただきコミコミ50分。輪行のための梱包作業は作業標準では10分。実績は7分。悪くない出だしだ
 
9分発の準急をスルーして6時12分発の豊橋行き特別急行を待つ
 
いかん、これ特急券いるやつ。旧小田急民としてはロマンスカーと覚えておこう。全席指定?乗れる雰囲気じゃない。これまたスルー
 

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名鉄利用3回目。オノボリの僕にはチンプンカンプン、朝からオロオロ
結局22分発の急行豊橋行きに乗車。週末の下りなのにおもったより混んでいる。といっても立っている人はまばらだが。こんどはJRで行ってみよう
 
利用した名鉄合従連衡の末、濃尾平野を実効支配しており路線図が西武鉄道より複雑で運賃がクソ高い!例えば知多半島の河和口。
 
名鉄 金山→河和口 40.3km 810円
西武 西武新宿→西武秩父 80.9km 790円
京王 新宿→高尾山口 44.7km 390円
小田急 新宿→小田原 82.5km 900円
 
ざっくり倍じゃん!
 
JRとの競合区間のみ仕方なしで料金を下げるという殿様営業。寡占市場の弊害をみた。とはいえ収益性は大手私鉄で9位。同じような合従連衡でのし上がった西武鉄道が2位ということを考えると廃止したい不採算路線をいっぱい背負わされているんだろうな
 
列車は住宅街を駆け抜けるだけで景観は良くなく退屈。暇なので名古屋鉄道の財務チェック!前期まで安定的に500億円の営業利益を稼ぎ出す優良企業。今期はご多分に漏れず一気に200億円の赤字見込み。
 
東岡崎を過ぎると三河の山々の稜線が見えてくる。新鮮だ!ぜひこのエリアも開拓しよう
 
 
豊橋ターミナル駅輪行時は西口利用が幸せだ。東口はバスターミナルで歩く距離が長くなるし、結局高架橋を越えて西方面へ向かうことになる。
 
気温は10度。身体が温まるまで30分とりあえず新調したウインドブレーカーを着込む。アチァー早速チェーンオイルで黒い汚れが。帰ってから石鹸で手洗いしてみよう。輪行用に持ってきた軍手を横着して指出しサイクリンググローブの上につけてみるとなかなかいい感じ。左手だけ軍手で右は指出しグローブだとスマホをいじれる。今年の冬はこれで頑張ってみるかな?嵩張らないしポケットに入る。なにより安いから気兼ねなく酷使できる。流石軍用手袋だ。色はネイビーで汚れも目立たない。
 
豊橋駅からは国道259号を南下、市街地の国道という感じでストップアンドゴーだ。8時過ぎなのに結構混雑している。途中から青色の自転車交通帯が出現、それに沿って走ってみる。そして堆肥香ばしくかほる畑を抜ける県道539号。これは当たりだ。まったりエリア。国道42号に合流後、偏西風に逆らいマッハ2ほどに巡航速度が落ちる。半島らしく交通量は少なめだが何故かトラックも走る。ビミョー。
 

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国道42号をゆく
 
憧れの太平洋ロングビーチまでたどり着ければ後は幸せが待っている。雲ひとつない開放感あふれる青空のもと俺様専用サイクリングロードを流す。サイコー!
 

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憧れの太平洋ロングビーチ

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熱心なサーファーたちが頑張っているぞ

ホント湘南って感じ。朝から熱心なサーファー達が波に戯れている。この季節夜明けを見るライドをしたいが始発じゃ間に合わない。これだけは残念だ

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小田急だと鵠沼海岸駅からダッシュすれば夜明けにギリ間に合うぜ

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景色は湘南がベターだが、走りやすさはロングビーチの大勝!

海沿いのサイクリングロードは砂に埋もれることなくきちんとメンテされている。そして愛知県道497号のヘキサの前で記念撮影。サイクリング専用、もっと嬉しいことに俺様専用の県道になっていた

 

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ちゃんと電光掲示板までつけて贅沢なサイクリングロードだ

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当然俺様専用

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恋路ヶ浜

伊良湖岬手前のみ海岸線らしいアップダウンが多少ある。といっても大したことなくちょっとしたアクセント程度。ヨユーだぜ。伊良湖岬灯台からは対岸の伊勢が見えるなかなかの景色だ

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伊良湖岬灯台。遊歩道が綺麗に整備されており一見の価値あり

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海の向こう側は三重県の伊勢

ここまでまったり流しながらグロスで3時間半、50キロ。これから先は三河湾の海沿いをたどる。海沿いのご機嫌な直線番長道路から篠島とか知多半島が見える!案外近いぞ。泳いで渡れそう 

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知多半島が見える!

 

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直線番長

三河湾は堤防伝いにまったり走れます。車は走ってないし暖かな日差しのもとのんびりとしたサイクリングで幸せを感じる

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一番左の山が本日のシメ、蔵王山

ライドのシメは蔵王山ヒルクライム標高250mのお茶漬け。山頂にはショーンホワイトよろしく1080度見渡せる展望台。グーグル先生に教えてもらったルートに取り付いたが鉱山に迷い込んでしまった。気を取り直して他のルートから登頂に成功。展望台からの絶景を楽しんだ

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風車の隣に展望台が見える。大したことないぜ

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完全迷い込む。公道なのか私有地なのかよくわからん。突破できなかったので退却

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なかなか良質なヒルクライムルート

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展望台から三河港豊橋を眺める

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東京製鐵と三河湾

ここから豊橋駅まで20キロ。市街地だから1時間強。三河田原駅から輪行も考えたが、めんどくさいから走ってしまえ。港湾地区にありがちな無機質な広い道路にトラックが激走。つまらん。リンコーすれば良かった

 

憧れのアツイチは天気にも恵まれサイコーだった、定番化決定。今回の実走結果を補正したルートをまとめておいた。三河田原駅発着がオススメだ、これで76キロ。ほぼ平坦。リゾートライドをまったり楽しむのがいい。田原~豊橋間は約20キロの市街地区間、1時間強。ストップアンドゴーで走ってあまり面白くない。今回の実走距離は豊橋駅発着で115キロ。

 

豊橋鉄道渥美線三河田原~豊橋は18キロ、36分、一時間に4本走っており悪くはない

 

渥美半島で駅伝が年二回開催されるようだ。11月と2月?交通規制になるので要注意

www.taharakankou.gr.jp

wakitasoft.com

 

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次回は工事状況確認しよう。うまく分散しながら工事しているようだが

 

浦和 0 - 長崎 0 (180805)

「えんどぉー、えぃえぃえぃえぃえぃっ」新宿FACEの特設ビアガーデンリングに大喜びの観客の声援が木霊した。演出?やらせ?上等だぜと言わんばかりの場外乱闘に大袈裟な大技が炸裂した

 

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デイ・ワン

 

五反田の場末のキャバクラで飲んだ安酒トリスウイスキーのせいで頭がガンガンする。居眠り運転で事故ったトラックが横転し一車線閉鎖された川崎街道で経由で帰宅したのが3時半。ギラギラした朝日に炙られ6時過ぎには目が覚めてしまった。結局二度寝することを諦め薄っぺらい味のインスタントコーヒーを啜り「小説フェルマーの最終定理」をリュックに入れ街へ出かけた

 

非優等生タイプの残念なドイツ人と共にアサイチに俺なりのコダワリであえて京急線経由で川崎に向かった。ねらい通り外国人専用のお風呂に諭吉握らせ押し込むことに成功したが、日本人はお断りで入店禁止。んだよぉと思いつつも用心棒のゴツい黒人のあんちゃんにゴネる勇気もなく、オレはオレで近くをハシゴしながら見学無料の写真を眺め2件目で70分一本勝負のマットに沈んだ。 心身ともにサッパリしいかに素晴らしい体験だったという満足げな感想に「だろ?」と煽りつつ馬鹿話しながら涼しげにくわえタバコでセブンスターを吹かしながら足取り軽く歩き始めた途端に小腹すいてきた

 

南蛮人御用達の一蘭でラーメンを食べ店を出ると川崎山王祭りにでくわし神輿の渡御をしばらく楽しんだ。その後は定番の渋谷。ハチ公や交差点、センター街でオノボリらしく記念写真を撮りまくった。ただそれだけだが、それなりに観光気分になれる街の雰囲気や魅力に気付いた。折角なのでウェブで調べておいた事務所を探したがその雑居ビルにその看板はない。確かに住所はここであってるはずなんだけどなぁと不振に思いながら恐る恐る覗いてみると人当たりの良さそうなアンちゃんがトーキョー・ヘンタイ・クラブはここだよと声をかけてくれた

 

フィリピン訛りの流暢な英語の説明を聞いてみるといわゆるデリヘル。コンピュータのスクリーンにジェシカやらグレースとかの名前で日本人売春婦のプロフィールが所狭しと映し出されていた。最後に何処から来たのと問われ正直に日本人だと答えるとあーゴメン、日本人のお客はお断りとのこと。それを口実にそーなの残念だなぁと言いつつじゃあねと無事その場を離れた

 

熱中症予防のためフーターズに入り特大サイズの生ビールを注文した。そそぎかたが下手すぎ泡だらけで3分の2くらいしか入ってないし、明らかに2つのマグに入っている量が全然違う。よくこんなの出すよなとビンボーくさい見た目に飲む前から大笑い。これドイツだったら大クレームだぜ、でも雑なアメリカだからしょうがないよなと旧枢軸国の国民同士気持ちよく乾杯した

 

ぴちぴちのシャツにホットパンツでセクシーに決めているが何となくダサい。やはりチップで稼ぐ文化じゃないのと肩の力が抜けた明るさと健康的な笑顔がないのがぎこちなく見えるんだろう。随分前に行ったロサンゼルス郊外のデニーズのウエイトレスの小娘の方がよっぽど魅力的だぜ。しかしながら野郎同士で来るには良い暇つぶしになりあのカウンターの中のコいいなとか鼻の下を伸ばしつつ何杯か飲み干した

 

激混みの歌舞伎町を抜け、「戦うビアガーデン2018」を観戦。まずはリングアナと出場選手による乾杯に続き前座の試合が始まった。明らかにやらせ、シナリオ通りで予定調和の展開とセリフ回しのわかりやすい演出がくだらなすぎて逆に大ウケ。ゲイvs小学5年生とそのお兄ちゃんというぶっ飛んだ設定のタッグマッチとかリングサイドを盛り上げるための場外乱闘。八百長?やらせ?そんなの上等だぜという開き直った演出に興行師としてのプロ魂を感じた。ただ10試合近く3時間の長丁場となるとはっきり言って飽きてくる。筋書きのないガチ勝負が見たくなってくる

 

サクッとラーメンで締めてそそくさと帰りたいところだが、今日は武士の情けでドイツ料理を食わしてやるぜとお店をのぞいたらバイエルン料理屋だった。日本でいう関西風だ。まぁでも満面の笑みで嬉しそうだから来た甲斐があった。「ドイツ料理と言ったらアイスバインしかないっしょ。お前はこれを食え、俺はやっぱ地元のフランクフルト・ソーセージね」と活き活きと得意げに注文してるそばで俺もソーセージがいいなと思いつつも、ここで無粋なことはしてはいけないと自らを戒め「いいね。グッドチョイス」だと忖度しておいた

 

クソ重たい1リットルサイズのビールが提供されたが、ドイツ製のマグに刻印された最低規定量に若干足りていない。「ちょっと文句言ってこいよ」とけしかけるが「郷に入りては郷に従えだ。それよりプロースト」とスルーされてしまった。 しばらくして出てきたメインディッシュは馬鹿でかい骨太の角煮。味付けは醤油抜きの塩味。デカい皿にデカい肉の塊が無造作に置いてあるだけの狩猟民族らしいワイルドで雑な料理だ。これ一人分?と思いながら、農耕民族の俺には重たすぎるぜ、うぅと胸焼けを抑えつつ今日5リットル近く飲んでいるビールでなんとか流し込み完食した「塩味が効いててビールにあってうまいね」と余裕のコメントしておいた。俺もなかなか役者やのうと少しだけ自分のことを誇りに思った

 

帰りしな風俗無料相談所を冷やかしに覗き馬鹿高い外国人向けの料金表を見せられた。まだまだ人通りの多い新宿の雑踏を歩きながら、どこでも外国人ぼったくり価格ってあるんだなぁ。何をするにも、いかに現地価格での支払いに近づけられるかが旅慣れた上級者だというウブなヒエラルキーがあったよなぁと遠い昔に想いを馳せた

 

デイ・ツー

 

電車を乗り継ぎ奥多摩川井駅に降りたった。今日は御岳渓谷でラフティング。ぶっちゃけ若者の若者による若者のためのプチ冒険風お水遊びだ。場違いに女性陣はビキニでキメる。折角だからもっとキワドイやつにしてくれ。しかし外国人連れのゴツいおっさん二人組というのも相当場違いだった。ラフティングは基本下り系スポーツ、スキーなりマウンテンバイクと同じで最適なラインを重力に任せ下っていくのは同じだ。そのキモのラインどりは船頭さんがうまくコントロールしてくれる。自分の乗り物を自身でコントロールする楽しみがないのは少し残念だ

 

ツアーの途中ボートを止め、小さな滝で水に打たれるポーズでの写真撮影やボートをひっくり返してウォータースライダーにしたり、岩場からドボンと飛び込むというくだらないお遊び要素があり若者達は無邪気に大いに楽しんでいた。オレもオメエらとあんまり変わんねえよと思っていたが、そうじゃねえんだなぁと当たり前のことながらしみじみしてしまった。 ジャックと名乗る主催者のリーダーによる軽妙な語り口でのガイドを聴きながらバスで出発地点へ戻った。若者らしいフレンドリーさと楽しさそして接客という立場を節度よくバランスした台本とセリフまわしに関心した

 

基本的にはお遊びの域を出ないのだが、東京自慢の奥多摩の自然の中でお気楽リクリエーションも悪くない。この酷暑の中、普段車生活の外国人を都内観光歩かせるのも無粋だ。10年をかけた丹念な取材ののち上梓されたノーマン夫妻の名著「バターン死の行進」を読了したばかりの俺は歴史に学べる賢者になりたいものだと我が身を律した

 

そして日本の誇るワールドクラスの専用スタジアム、埼玉アリーナへ向かった。サッカーが国技のドイツ人を連れて行くのに味スタの2部リーグじゃ失礼すぎる。しかも対戦カードはファーレン長崎という聞いたことのないチームで順位的には底の方。絶対の勝利を確信しチケットを予約しておいた。タオルマフラー、ビール、唐揚げという定番の三点セットを買い込み浦和レッズはニワカサポーターを2人増やした

 

試合前から観客席は赤に染まりさすが1部リーグ雰囲気は最高だ。しかし相手がボール持っただけで大ブーイングとかサポーターの民度は低い。チャントの歌詞カードも配布しておらずどう応援すれば良いかよく分からん。アウェイに来た居心地の悪さとぎこちなさを感じた。比べてみるとヴェルディサポーターの品の良さや盛り上げようとする頑張りを改めて評価した。今度サポーター活動費カンパしておこう

 

試合内容は大味でグダグダ、そして最低のスコアレスドロー。おいおいおいおい。なんだそれ?タオルマフラーを振り回す機会も与えられず、クソ暑い中お地蔵さんのように座っていただけ。ぐったりと来た。気を利かせてあえて見送ったヴェルディはホームで大宮に2-1で勝利、4位浮上。歓喜のラインダンスでさぞかし盛り上ったことだろう。 ロシアで得点入れてた日本人、たしかドイツの2部リーグで頑張ってたぜ。とか言われ国力の差を感じた。無謀にも釈迦に説法を試みたが、しどろもどろで説法にもなっていないという不甲斐ない結果にぐったりときた

 

最終日

 

港区の日本自動車連盟で聞いてみると国際運転免許証にはいくつかの種類がありそれぞれ通用する国々のグループが異なるんだと。相変わらず冴えない頭で理解を試みるとスター・アライアンスとワン・ワールドの違いと似たようなもんだろうと無理矢理自分を納得させた。そんなの知らねーよと役人相手にゴネてもしょうがない。大人しく要件である外国発行免許証の日本語訳を頼んだ。この手のお役所仕事には珍しく3時間ほどで出来上がるということ。助かるぜ

 

その空白時間を最大限に活用すべくBダッシュ築地市場を冷やかしに行き、激ウマの海鮮丼ランチだ。余勢を駆って定番のメイドカフェまで足を伸ばしメイドのリツカちゃんと共に萌え萌えキューンと決して届くことのない愛を注入し甘ったるい抹茶ミルクティーを一気に飲み干した。そしてまたダッシュで舞い戻り頼んでおいた書類を回収し、また秋葉原へ急行、ギリチョンセーフ間に合った

 

相棒はマリオを選択、だったらオレは当然ルイージだろと選んだコスチュームのサイズが合わなくてキツすぎる。今に始まった事ではないまあいいや。 「これがシートベルトだけど、こんなのが役に立つとは思わないから装着してもしなくてもどっちでもいいよ」とスカしたフランス人ツアーガイドのジョン君がざっくばらんに通りいっぺんの説明してくれる

 

アクセルを踏み込んでみると低い目線で体感スピード抜群だ。クイックなステアリングに懸架装置が省略された足回りで路面状況がダイレクトに乗り手に伝わってくる。最初はビビるがすぐに慣れて逆に楽しくなってくる。もろに横Gがかかるコーナーリングで体を内側に傾け交差点を突破し気分はまさにマリオカート。めちゃ楽しい。道行く観光客や通行人が手を降ってくれたり写真を撮ったり注目度抜群だ。やっぱマリオが人気度ナンバーワンだ

 

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上野、浅草を駆け抜けスカイツリーで小休憩と写真撮影。そのご両国、日本橋、東京駅、皇居前、銀座を抜けて秋葉原に戻るという南蛮人ウケしそうなよく練られたコースだ。楽しいけれどもぶっちゃけ危ねえ。非日常的な体験に運転感覚が麻痺しそうだ。トロい浮かれポンチが乗った日には絶対事故るヌケ作がでるはずだ。たまたま遭遇したら近づかんほうがいい

 

そして月曜日の帰宅ラッシュの半蔵門線で家路に向かった。ぎゅうぎゅう詰めに混み合う電車の中、いつもの日常がスッと近づいてきた。この週末の小さな冒険譚ももうすぐ終わりだ。しかしこのバカ話を酒の肴にこれから先何十リットルものビールとシュナップスを飲まされ続けて行くことになるのだろう。やってられないぜ。 終着駅は雨がパラついていた。傘をさすのもめんどくさくなってそのまま濡れながらあるき出した。別れ際に渡されたくそ重たい紙袋を覗いてみると陶器に入ったジンと、名門リヒャールツ社製ポケットツール、そして自慢のフランクフルト・ソーセージの缶詰が入っていた

 

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www.tokyoweekender.com

東京緑2-金沢1 (190319) No Verdy, No life

開幕2連敗、得点ゼロ。勝てる気がしない。昨年まで香港代表という冴えないチームを率いていたイングランドご出身のギャリージョンホワイト監督の苦悩は続いた

 

昨シーズン、プレーオフ最後まで粘ってあと一勝でJ1昇格まで届いた奇跡のメンバーは、監督含めてここぞとばかりにごっそり抜けてしまい、お茶の出し殻のようなチームになってしまった。 行くのやめようかと散々迷った挙句、やっぱり味スタへ馳せ参じた

 

ホーム開幕戦だけにただ券ばら撒きまくり、スポンサーがタオルマフラー配りまくっての大盤振る舞い。にわかサポーターで入場ゲートに長蛇の列だ! ゲート前でスマホにちまちまデータ打ち込みQRチケットの購入手続きしている時にふと気が迷いアウェイ席を購入した。対戦相手は金沢、こちらも未勝利。どうせ勝てないし、多分スコアレスドローのつまんねえ試合で引き分けてお茶を濁して終わりだろう。だったらアウェイに加勢してやろう

 

初めてのアウェイ席はガチな金沢サポーター30人以外は人もまばらで俺様状態。今シーズンも相変わらず閑古鳥なく味の素スカスカスタジアムだ。 試合開始早々金沢が先制点、いつもならこのまま応援虚しく試合終了。お通夜状態で帰るか、暴動寸前のサポーターのブーイングで荒れるか。どちらにしてもバッドエンドで後味の悪い週末になる訳だがすぐに林君がネットに突き刺さる爽快感あるゴールで追いついた

 

前半終了間際、こぼれ球に食らいついてまたまた林君がゴールを決めた。思わずガッツポーズだ。ところで、お前去年いなかったよな、誰? 後半の金沢の猛攻をまぐれで奇跡的に防ぎきった。試合終了の笛とともに味スタは湧いた。インタビューで林君は初勝利嬉しいッス。諦めずに追いかけたら決勝点決められました!と爽やかな奴だ

 

アウェイの占有率5%未満のスカスカゴール裏席でゆったりと長駆馳せ参じたコアのアウェイ親衛隊による聞き慣れないチャントを無視してホームを応援するのは新鮮な感覚だった。新しい楽しみ方を見つけた

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町田1-東京緑0 (190224)

決定機ゼロのつまんねえ糞サッカー。開始30秒でゴール決められるがオフサイド判定で助かる。町田含めてチンタラ球蹴りしているうちに、どさくさに紛れて爽快感ゼロのゴールを献上。ブーイングレベルの糞試合だが開幕戦なのでサポーター達は我慢していた

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多摩川クラシック (171001)

前期たったの3得点だったけど今季すでに14点、ノリノリのピニエロ君は開始早々右サイド奥からクロスパス、ゼルビアの大谷君がバッチリ合わせナイスゴール!状況を理解するのに数秒要した。次は安西がクロスを繰り出しピニエロが合わせ2点目。その後は大味な展開で終わってみると3-1でやっと勝てた。今季のスタジアム観戦はこれで終わりにしよう

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ピニエロ君とドウグラス君。今季は大活躍!

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監督の引きで来日したカルロスくん。活躍できず消えた

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畑中くんの勝利のアジ演説

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